松尾恭成農政水産部長の「色白」経歴で香川県注目される
PRも世間に出てしまうことで全く考えなかったところが批判されることがあります。
今回も例外ではなく、過敏に反応してしまう世間に気を使わなければならない事態となりました。
県は23日からブランド米「おいでまい」のPR担当者を募集していました。
しかし、県によると、募集要項などにあった「16歳以上の女性」という応募資格から性別を撤廃し、「色白」の言葉を削除下ということです。
香川県は27日、県産ブランド米のイメージガールとして「色白で透明感のある女性」を募集したところ、外部から不適切との指摘を受けたとして、「色白」「女性」などの条件を外したと発表しました。「容姿が条件となっているような誤解を招いた」としています。
今回の騒動で逆に一躍有名になった「おいでまい」
出典:朝日新聞
「イメージガール」の名称を「PR大使」に変えました。「フレッシュで透明感があり、色白でスタイルの良い方を募集!」「色白美人で透明感のあるイメージガールを募集」などのチラシの記載も改めるということです。
香川県の松尾恭成農政水産部長は「おいでまいの特徴をアピールしたかったが女性の容姿が条件との誤解を招いた。我々の意図が伝わらない表現になってしまった」としています。
松尾恭成氏はかつて県の危機管理部長を務めるほどの剛腕人材。
そんな環境にいた彼でも今回の「色白」騒動は予測できなかったようです。
今年の夏には、香川県のオリジナル米「おいでまい」のPRプロジェクトの一環として、これからの食を担う小学生親子を対象に、夏休みの自由研究課題をサポートする体験ツアーを初めて開催しています。
2年連続で「特A」の評価を受けた、食味が最高ランクの「おいでまい」が誕生した香川県農業試験場で、「おいでまい」の誕生の秘密を探るため、研究員と一緒に施設や育種のほ場を見学したり、「おいでまい」に関する知識を深めたりできる体験型学習イベントでした。
そんな「おいでまい」委員会の会長も務めていた松尾氏。
うどんだけではない、お米の産地としてもアピールした矢先の出来事で、今後は目立った活動を控えるか、それとも、引き続き積極的にアピールしていくのかが見ものです。
しかし、少なくとも今回の騒動で、逆に「おいでまい」のことを全国の人たちが知るところになり、注目する人や企業も現れるかもしれません。
「色白」で目立とうとしたところが「腹黒」く出てしまったのかもしれませんが、この宣伝力は大したものだと感じました。
こんなに宣伝されると一度「おいでまい」を味わってみたくなりました。