萩原麻由子、ドーピング多発の自転車界で快挙!
自転車業界は明るいニュースがでてきました。
萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)選手が7月9日に行われたジロローザ第6ステージで、2位に24秒差をつける独走で初優勝しました。同大会は女子ロードの最高峰に位置するステージレースで、日本勢としてこれまでにない成績を修めたことになります。
萩原選手は、栃木県那須町周辺に設けられた1周16kmの特設コースで行われた第84回全日本自転車競技選手権大会ロードレース、8周、128kmの女子エリートで萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)が2連覇、5度目の日本一を手に入れたばかりの快挙ということで上り調子の模様です。
同選手は総合成績でも前日の12位から、33秒遅れの7位に浮上しました。
荻原麻由子選手 出典:http://www.cyclingtime.com/
自転車業界は近年ドーピング違反で捕まる選手が多く頭を悩ます原因の一つとなっています。
業界の中では元自転車選手のアームストロング氏があまりに有名ですが、アームストロング騒動のおかげで、米国では薬物禁止の機運が高まったようです。今年に入り、米大リーグと選手会はヒト成長ホルモン(HGH)の抜き打ち検査と、選手の血中成分のデータ化を発表をしています。
アームストロングが「00年代後半から、大会外の抜き打ち検査と生物パスポート(定期的に選手の血液を採取し、平常時の血中成分をデータ化)が導入されることになったので、05年に薬物使用をやめた」と話していて、こうした手段はかなり有効なようです。
いずれにしても結果を求めるあまり薬物に手を出すのはスポーツマンシップに反しています。
萩原選手のようにコツコツ地道に記録を伸ばしていってほしいものです。