アナログ24時

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「イスラム国」に潜入した中田考氏が捕まらなかったわけ

トピック「イスラム」について

2013年以降イスラム国へ出向き、その中枢にまで行ったことのある中田考氏。

なぜ彼は湯川さんや後藤さんのように捕まり、人質とならなかったのだろうか!?

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当時の取材のによると、一言でいうと

中田 私は招かれて行っている立場なので、捕まることはない。

 

更には、アメリカ軍が未だに「イスラム国」に対して有効な結果が出せていないことについて触れている。

アメリカ軍は強いイメージがあるが、本当に弱い。その理由の1つとして法の縛りが挙げられる。彼らは随分ひどいことをしているが、それでもシリアのアサドやイラクフセインの軍隊に比べれば、一応軍規がある。軍規があるとやはり弱い。」

ということだそうだ。

 

今回の人質事件はいわば宗教戦争の始まりともいえる状況ではないだろうか。

反白人政権の考えを持つ人たちが矛先を一斉に向け始めたようにも見える。

ただし、そこにはかつてない無秩序な状況が存在し、どういうわけか、世界各国から戦闘員になるために集まってくる人たちがいる。

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こういう手法で撮影をしていると憶測が飛び交っているが・・・

 

イスラム国」の目的について、中田氏はこう語っている。

中田 非常に大雑把にいうと、「コーランの教えをしっかり守る国をつくる」ということ。礼拝を行い、酒は飲まず、泥棒など法に背く行いをした人間には罰を与えると。そのため、コーランの教えに公然と反対し背教したイスラム教徒には非常に厳しい対応をし、見せしめのために公開処刑も行う。ちなみに公開処刑を行っているのは「イスラム国」だけではない。シリアは首切りでなく、首吊りを公開で行っている。基本的には見せることによって、刑罰に対する恐怖心を掻き立てて犯罪を防止するということ。これに効果があるかというのは学説で分かれるところだが。先日現地へ行ったときも、アサド側のスパイが見付かったらしく、司令官が銃殺をしたが、市民から「なぜちゃんと首を切らないのだ」という抗議を受けて、結局司令官が謝罪させられたという一幕があった。」

Wedge編集部の記事より内容を抜粋

 

この記事が出たのが2014年の10月。

ことの成り行きが中田氏のように進むなら、彼が人質事件の救世主となるのかもしれない。