アナログ24時

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石川康晴社長、急成長の裏には努力の経歴が・・・

今アパレル業界で注目を集めている人がいます。

ユニクロ」かと思いきや「第二のユニクロ」と言われているクロスカンパニーの社長、石川康晴氏がその人です。

 企業の成長には必ずその裏の理由があるはずですが、やはりまず目についたのが彼の経歴でしょう。

 その昔、石川氏が子供のころにさかのぼると、日舞の師範を務めていた祖母の影響で服に興味を持ち始め、中学時代から、お小遣いやお年玉をほぼ洋服に使っていたそうです。そして、 中学2年の時に、行きつけの服屋の店員に「そんなに洋服が好きなら洋服屋になればいい」という言葉がきっかけとなり、将来アパレル一本でやっていくことを決心したのです。

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出典:http://gqjapan.jp/moty/person/person11/images/02_ishikawa_main.jpg

 最初の転機は中学2年生、この時点で自分の将来像がしっかり見えており、以後、アパレルに打ち込むことができたのが今急成長できた理由と言ってもおかしくないと思います。14歳というと中学校では立志式というものが催されます。

 これは大人への第一歩として、自分としての今後の決意や目標を立てるのです。

 石川氏はまさにそういった時期に志が決意できたということです。 

 その後は学生時代はアルバイトに明け暮れ、専門学校を卒業後、紳士服チェーンに就職しましたが、節約生活に徹し、ボーナスは全額貯金。 入社して2年半後に退社しました。

 それから、起業をするのですが 、所持金は貯めた300万円だけだったというのですから驚きです。今の世の中事業を使用という人は銀行に泣きつき、人の金で儲けるという人がほとんどの中、自己資金だけでやり遂げようとしたところが強い決意の表れなのでしょう。

 これを資金として、4坪の店を開店しましたが、店の内装は、可能な限り自前で行っていたということで、ある意味本当の手作りだったということです。 また、創業当時はヨーロッパで買い付けをして販売するレディースのセレクトショップを展開しており、初年度には売り上げが4000万円、翌年には1億円、3年目で2億円と順調に業績を伸ばしていったということです。

 売り上げが順調に伸びていったということが今を物語ってもいるかもしれません。

 商品を選び抜く力、構想がニーズとマッチしていたということになります。

 それから、転機が訪れたのは5年目に商品の高価格化で顧客離れが進み、売り上げが大幅に落ち込んでいました。そんな時、石川氏自身が東京への出店を言い出すと、当時の社員13人中10人が退職するという大変な事態に陥ったのです。 

 これがきっかけで、考え方を一転、クロスカンパニーのSPAブランドを立ち上げました。

 そして、今や急成長の経営が評価され、さまざまなビジネス誌に取り上げられるようになりました。

 成功が難しい中、ここまで急成長できたのは、早い時期での志、そして起業準備と勉強期間、さらには転機に自分を見つめ直す機会があったことが成功につながったのでしょう。