アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

岩田聡逝く、プレゼンの天才と言われた男

朝から衝撃のニュースが走りました。

現役でかつまだ55歳という若さの任天堂社長岩田聡(いわた・さとる)社長が11日に胆管腫瘍のため、入院先の京都市の病院で死去しされました。

f:id:moromi2015:20150713125251j:plain

ゲーム片手に岩田社長 出典:http://monma6715.blog.fc2.com/


 岩田氏は、東京工業大情報工学科卒業後、ゲームソフト制作会社ハル研究所に入社。同社社長を務めた後、2000年に当時の故山内溥社長に誘われ任天堂に入り、取締役を経て02年5月、42歳の若さで社長に就任しました。
 04年に携帯型ゲーム機ニンテンドーDS」、06年には家庭用据え置き型ゲーム機Wii(ウィー)」を発売。09年3月期決算では売上高が1兆円を突破し、過去最高を記録した。その後、スマートフォン上で遊ぶゲームの台頭などで業績が低迷したが、15年3月期決算では営業利益を4期ぶりに黒字転換させたのです。また、今年3月にはディー・エヌ・エーDeNA)との資本・業務提携を決め、スマホ向けゲームへの対応を本格化させるなど、新たな事業展開に意欲を示していたさなかの出来事でした。

 

 岩田社長のもっとも印象に残る点というとこれだけの大企業であるにもかかわらず、トップセールスのできる社長だったということです。とくにそのプレゼン能力は卓越したものがあり、ニンテンドーDS」がここまでひっとしたのも彼のプレゼン戦略が少なからず寄与していたに違いありません。

 2005年の秋に発表されたDSのカンファレンスプレゼンはその一文字一文字に深い意味があり、全く無駄のないプレゼンだったといえると思います。

 締めくくりには、「歯ごたえのある、熱心なゲームファン向けのソフトもDSに揃ってはじめて、全てのお客様にご満足戴ける標準プラットフォームとして圧倒的な普及を目指すことができると認識しています。」と、述べており、ただゲームを楽しむだけでなく、歯ごたえのある感触を実感できるゲームが大事だと説いています。

 任天堂だけでなく、世界のゲーム業界にとって大きな痛手となった今回の岩田氏の訃報で今後遺志を受け継いだ若者たちがどう出てくるのか注目されます。