アナログ24時

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松永幹夫と池江泰寿の両調教師経歴、父ディープインパクト兄弟馬いざ勝負

競馬ファンにとっては見逃せない一戦が近づいてきた。

13年の当歳馬セレクトセールで2億5200万円の値をつけたロイカバード(牡2歳、父ディープインパクト栗東松永幹夫厩舎)と、2億4150万円(ともに税込み)で取引されたサトノダイヤモンド(牡2歳、父ディープインパクト栗東池江泰寿厩舎)が、ともに11月8日の京都5R(芝2000メートル)でデビュー予定となっています。

 超ブランド馬の子どもとあって今から注目度はMAXな状況ですが、ともに日本競馬史上最強馬との呼び声高いディープインパクトを父に持つ素質馬としてどこまでその声にこたえることができるでしょうか。ロイカバードの母アゼリは、02年の米年度代表馬で24戦17勝(うちG1・11勝)を誇った名牝だ。入厩後の調整も順調で、松永幹師も「いいフットワークをしていますね。特に変な癖もありませんし、気性的に悪いところもありません。素質はありますよ」と期待されています。鞍上は武豊とあってこれた注目度が増しています。

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寝ている場合ではなくなった・・・


 一方、サトノダイヤモンドの母マルペンサは、アルゼンチンで13戦5勝(うちG1・3勝)と活躍しました。ゲート試験合格後に一度放牧を挟んだことで、馬体に実が入ってきた模様です。池江師は「以前よりもフォームが大きくなってきましたね。ひと追いごとに良化しています。気性的にもしっかりとしていますよ」とこれまでの調整が実を結ぶ瞬間が来るか楽しみです。

 

 一方で調教師対決としては、父は元調教師の池江泰郎、伯父に池江敏郎元厩務員がいる池江泰寿氏。同級生に武豊がおり、幼馴染みであるところから物心つくころから馬と運命を共にする覚悟はできていたようです。騎手を志したが、身長が伸びたために騎手になるのを断念したとのことです。

 対するはJRAの競馬学校の第2期生であり、同期には横山典弘熊沢重文らがいる松永幹夫氏。騎乗経験者ということもあり、より実戦に近い立場からの調教で実績を付けてきたはずだ。2014年12月13日、中山大障害レッドキングダムが優勝し、JRA障害G1レースで初勝利してからもうすぐ1年、新たな伝説を作っていけるか注目です。

 

 秋の京都競馬は何かが起こる。新馬戦が早くも注目度がまし、年の暮れにかけてますます競馬会が熱くなっていきそうです。2頭だけで5億円。しかし、注目されていない無名の馬がもしかすると大番狂わせとして出現するかもしれない。馬の世界と言えども下剋上を意識して新たな伝説を期待したいところです。