千日デパートの跡地を巡る
1972年信じられない事件が起きました。
大阪は南区にある千日デパートで大火災が起きたのです。
その惨状は、見上げるビルの七階からは、黒煙があがっていました。さらに驚くべきことに、東隣の千日前商店街のアーケードに向かって、次々と人が落ちてきたのです。
「バキッ」「ドシャ」
アーケードを突き破って、道路にたたきつけられる鈍い音が聞こえました。
今はビックカメラが立ちその面影はほとんどない
スパンコールのついたドレスの女性が宙を泳ぐように舞うのが見えました。消防車のハシゴの先端に向かってダイビングを試みて失敗し、転落する人や、電線にバウンドして、路上に転がる人もいました。
なんとか到着した機動隊がビルに入ってみたものは。。。機動隊員の懐中電灯がフロアの隅をなめる。にぶい光りの矢が一瞬止まりました。死体だったのです!死体の山でした。みんな床にうつぶせになった状態で力尽きていました。『こっちにもあるぞ』。再び電灯の光りがあわただしく揺れ、別の死体の山を照らし出しました。ひとつ、ふたつ、みっつ…識別の番号をつける若い機動隊員はこの世のものとは思えない惨状に茫然としていました。
こうして108人にのぼるひとたちが亡くなったのです。
その後、この跡地は皮肉なことに再びデパートができました。それがプランタンです。しかし、そこではたびたび心霊現象が起こり、いろんな噂が出たのです。
そして、それからのち、今もあるビックカメラがここに店を構えました。
幸いにもビックカメラがオープンしてからは悪いうわさが一掃され、千日デパート火災の尾を引きずることが亡くなったようです。
事前にきちんとおはらいをしていたせいでしょうか!?
この火災の犠牲の上に今の安全な建築物があるのだということを忘れ内容にしましょう。