アナログ24時

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今井絵理子氏を当選確実にした「手話」パフォーマンス

夏の参院選に向けた動きが早くも出てきています。

ダンスボーカルユニット「SPEED」のメンバーで沖縄県出身今井絵理子氏(32)が自民党の比例候補で立候補することが決まり、先日会見が行われました。

衝撃的だったのが、「手話」による演説です。

子供が障害を持っている為にこういったことに親身に向かい合ってきた成果ともいえるでしょう。

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出典:トレンドニュース(GYAO)

立候補演説の内容は以下の通りです。

「今回、立候補を決意しました今井絵理子です。今日は初めてのこの場所なのですごく緊張していますが、きちんとお伝えしたいと思います」

 「まず、私が決意した理由にはいろいろあります。21歳のときに、息子が(耳が)聞こえないという障害を持って生まれてきました。その時に初めて障害に関すること、そして子育てに関することを知りました。私は今まで歌しか知らなくてずっと生きてきました。そのときに息子に出会って『あっ、こういうのもあるんだな』と知りました」

 「そこで、同じ境遇のお母さんたちに出会い、障害を持つ子供たちにも出会いました。その中で、障害に関して皆さん、知らないことがたくさんあると思います。それをまず知ってほしいと思い、そしてお母さんたち、障害を持っている子供たちが、より明るい希望を持てる社会作りをしたいなと思いました」

 「私は、政治は希望だと思います。息子が大きくなったときに『この国で良かったな』って、『この国に生まれてよかったな』と思ってもらえるように、これから頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

 

 一方で、県内政党に波紋を広げているという報道がなされました。
 自民県連は沖縄選挙区で擁立する現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(50)と公明の比例候補とのセット戦術を展開することで、公明支持層から島尻氏の票を獲得する想定していました。しかし、知名度が高く県出身の今井氏が自民からの出馬で自民支持層が「比例は公明」ではなく、今井氏に投票する可能性も出てくることで、自公連立の構図が崩れてしまう可能性があるのです。
 これにより一番不快をあらわにするのは公明党です。本部の幹部は「自民は何を考えているのか」とすでに態度をあらわにしているそうです。

名護市辺野古の新基地建設に反対する県本は2014年の知事選で自主投票とし自民と距離を置いたが、今年1月の宜野湾市長選では返還実現を最優先に自公協力が復活し現職を再選に導いた経緯があります。同幹部は「せっかく自公で戦う環境が整ったのに、今井氏が出馬すれば自民の票は彼女に流れてしまう」と指摘しています。
 

 今井氏が悪いというわけではないですが、最近再び「票」取に芸能人を利用しているのではないかという節があります。確かに障害を持つ子がいることでその負担は増えてしまい何かと大変ではあります。しかし、彼女の場合、芸能人であり、生活水準から考えても一般市民とは比べにくいのではないでしょうか。

 もっと一般市民の目線で政治を行っていける人材が必要であり、果たしてこういった動きが積極的になるつれて本当に国民の為の良い政治につながるのか、動向を見守る必要がありそうです。