アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

青柳幸一教授、憲法第一人者の経歴が台無しに

今朝ほど書いた記事の続報です。

明治大学法科大学院の教授が試験情報を漏えいしていた事件で、告白されたことでその実名が明らかになったようです。

考査委員は非常勤の国家公務員として守秘義務が課せられており、法務省司法試験委員会国家公務員法違反(守秘義務違反)容疑で青柳教授を東京地検に告発したということです。

 司法試験の内容が漏えいした問題で、試験問題作成などを担当する「考査委員」を務めていた明治大法科大学院の青柳幸一教授(67)が、試験前に教え子の受験生に問題の内容を漏らしていたと発表しています。

f:id:moromi2015:20150908125427j:plain

 

 青柳幸一教授は、憲法学者として日本の第一人者でもあります。

 著書も数多く、人間と憲法との関係について詳しく言及しています。

 著書は以下の通り

「個人の尊重と人間の尊厳」(1996年)
「人権・社会・国家」(2002年)
「ベーシック・ラーニング ロースクール憲法」(2004年)
憲法における人間の尊厳」(2009年)
「わかりやすい憲法(人権)-警備業実務必携」(2013年)

著書は数あれど、その評判はというと一部の本では誤字脱字が100字以上も見つかったようです。

憲法学者といえども得意不得意はあるのかもしれません。

 

 どうして情報を漏えいしてしまったのか、その調査はこれからと思われますが、やはり真っ先に気になるのが教え子との関係です。

 一部の情報によるとこの試験問題の漏えいはネットを通じて拡散したのではないかとも言われています。

   
 法務省の調査に対し、青柳教授と受験生は漏えいの事実を認めており、同省は同教授を考査委員から解任されました。告発を受けた地検特捜部は、漏えいの経緯などについて本格的に捜査を始めたところです。

 教授は明大を通じ、「大学と社会を騒がせて申し訳ない」とコメントしていますが、同大学からの解任も時間の問題ではないかと思います。

 

 日本の法学者一覧にも名前を連ねている青柳教授。 

 でも所詮は人間でした。

 法を創る人が法を犯してしまったこの現状を世間はどう考えていくでしょう。