太陽光発電に朗報か、電気代節約に電力自由化がポイント
本日よりいよいよ我が家にも太陽光発電が設置され、発電開始となりました。
なんとか14年度単価37円/kwhの手続きに間に合いあとは補助金申請がぎりぎり間に合いホットしたところです。
ところで、15年度の売電価格が先日発表されましたが、電力会社によって異なることになりましたが、ダウン率が高いところでは33円/kwhまで価格が下がってしまいます。(家庭用)そうすると、なかなか太陽光設置によるメリットが享受できなくなるのではと心配になりがちですが、次の一手は既に考えられているようです。
家庭に2つの電気メータがあるところは売電を行っています
それが電力の自由化です。
2015年よりいよいよ新規の電力事業者参入が始まり、今まで大手電力会社だけが実権を握っていた電力業界の構図が変わると思われます。
それは今の格安スマホと同じ仕組みで、設備を持たない電力事業者が大手電力会社に設備使用料を払う代わりに売買電事業に参入できるというものなのです。
もはや太陽光発電もこれまでか、と思われていましたが、この話を聞くとまだまだエネルギー活用も先があるかもしれないと思いました。
それは、電力自由化により、大手数社が握っていた電気料金の単価が変わると予測されているからです。たとえば1kwhあたり25円で売られていた電気が、新規電気事業者が24円/kwhで販売するところが出てくるでしょう。そうすると一般家庭ではそういう事業者を利用することで電気代が安くなるのです。
同時に太陽光発電を設置している方は売電単価が高い電力事業者へ電気を売ることができるようになるのです。ちなみに私がこのたび加入した「エコめがね」という事業者は自由化スタートとともに売電単価が38円/kwhになります。つまり今よりも1円高く買い取ってくれるのです。
こういった事業で競争が生まれれば、うまくやりくりできた事業者は巨額の富を築けるとともに市場全体で電力市場が活気づくと考えられます。
現在の売電事業は家庭用発電で10年間の売電価格が保証されます。
これは同時に電力事業者が買い取る太陽光発電は同じく10年間、皆様の電気代の中にある調整金から補助金として支払われるのです。
つまり、単価38円で電気を買い取ったとしても、補助金が単価あたり20円もらえたとすると差額の18円が実原価になります。それを23円で販売すれば単価5円が儲けとなるわけです。こういう仕組みで新しい事業者は電力事業に参入していけるのです。
新電力事業者の規模は年々拡大している
新電力事業には大手ガス会社や商社、金融系大手までが出資しており、新事業としての本気度がうかがえます。
そして、太陽光発電の導入は10年間の売電保証額期間を越えた後も、この電力自由化でより高く買ってくれる電力事業者に電気を販売しながら、安いところから買ってくるということができるようになります。そうすると差額は儲けとなりますから、資産価値として太陽光発電機が評価されるかもしれません。今や相続税などもあがってきており、税金対策も必要な世の中になりましたが、太陽光発電はお金を生み出すので、現金をこういった設備に変えておくというのも一つのやり方になるかもしれません。