岸本英雄町長の経歴 原発再稼働へ向けて
原発問題が取りざたされる中、注目すべきニュースが入ってきました。
九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)について、同町の岸本英雄町長は7日、九電の瓜生道明社長と電話で会談し、再稼働に同意する意向を伝えたとのことです。
岸本英雄町長の経歴は以下
昭和28年7月 玄海町生まれ。 県立唐津東高等学校、久留米大学を卒業後、
会社役員、唐津青年会議所 理事長、佐賀県総合開発審議会 委員などを経て、
平成7年4月 佐賀県議会議員に当選、産業常任委員長、議会運営委員長などを歴任。
平成18年8月 玄海町長に就任、平成26年8月より第3期目を務める。
玄海町では2月24日、11人の議員全員でつくる町議会原子力対策特別委員会が賛成多数で再稼働を承認しました。岸本町長は早期再稼働を求める立場で、国と九電による県主催の住民説明会が今月3日に終わるのを待ち、「できるだけ早く表明する」としていたところでした。
民意をそのまま実行につなげたわけですが、議論した中で決まった結果にみえます。
原子力発電所の立地自治体にはその見返りに、多額の交付金や補助金、電力施設の固定資産税、電力会社の寄付金などがもたらされています。これがこの街に大きく影響しているのだとしたら納得の結果とも取れます。
一方で、岸本英雄氏と親族が経営し、岸本英雄氏が大株主を務める地方ゼネコン「岸本組」と九州電力の関係も取りざたされています。
今回の決断ははたしてこういうことが関連しているのでしょうか?
政治との絡みで最近話題になっているのは、森友問題。
そのやり取りはというと、蓮舫氏は冒頭、「森友学園への国有地の払い下げ、なぜこんなに関心が高いのでしょうか」と質問しています。
安倍首相は「土地にごみが埋まっていたのだから、ごみを取っていたら9億円(で払い下げること)になっていたのです」と述べた後、「そんなことも分からないんですよ」と逆に蓮舫氏を責めました。
ヤジが飛ぶ中、「ごみを取っていないから1億数千万円になったのであって、取っていたら9億円で払い下げになっていたものです。午前中の質疑で西田昌司さんが計算式を示して証明された。具体的に批判していただきたい」と首相は追い打ちをかけています。
いつまでこういうやり取りは続くのでしょうか?
地震などによる原発事故が絶えない中、人の命や生活が懸かっている中でも、結局政治と金の問題は付きまとうのではないかと残念に感じました。