アナログ24時

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照屋一夫さんの経歴からわかる郵便局の実態

日頃見かける郵便配達職員は一見平和そうに見えます。

ところが、照屋一夫さんの手記より普通でない郵便局員の実態が明らかになりました。

38年勤めた郵便局、しかし2007年ごろからはその実態が変わったということが分かりました。

いわゆる郵政民営化です。

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民営化をというのは「国(もしくは地方自治体)が経営していた企業・団体を、民間企業の形に変更すること」です。国が主導で経営するということは公共性の高い事業を行っている証であり、様々な法律によって事業内容が制限されることになります。つまり、民営化によってそれらの制限が外され、多様な事業を行うことが可能となるわけです。

そして、民営化されるということは、利益の創出を目指すべく、徹底してコストの削減が求められることとなります。

そんな中、人員の大幅な削減により配達の遅れが見られるようになりました。また、各窓口が別々になったことで、郵便の配達員では、郵便貯金や簡易生命の対応ができない状態になり、配達員が多方で活躍していた地方エリアではサービスの低下が叫ばれるようにもなりました。これらの状況を見てみると、徹底した合理化は必ずしも全サービスの質を向上させるわけではないようです。

これが徐々にエスカレートしてきて、はがきとかギフトとかノルマのようなことが課せられていくわけです。

 

郵便局は楽だよな、と思いがちですが、私の近所の局員さんはとても苦労していました。

局長までされた方でしたが、常にお客さんに気を使わなければならなく、毎日が苦悩の日々とのことでした。

 

大きな会社でも潰れるこの世の中、働き方を考えていかないと過労死とか大きな問題が表面化していくのだと痛感しました。

 

話は変わりますが、長野県でヘリコプター墜落の事故が起きましたが、9人全員死亡という悲しい出来事でした。

追い打ちをかけたのが、なんと我が家の息子のお父さんが亡くなられた中の一人だったのです。

また、消防の友人の同期もまた亡くなられた一人だったことが判明しました。

 

いつものように普通に仕事をしていてもこんな悲しいことが起こってしまう世の中です。

毎日をいかに楽しく有意義に過ごせるのか、人間の本質に戻って過ごせる世界になってほしいものです。

また、完全に無理だとしても多くの人がストレスが少なくのびのび過ごせるようになることで、世界観も変わってくるのではないかと思いました。

労働基準監督署は目を光らせて労働環境の充実に向けて動き出していますが、果たしてどうなっていくのかただ見守るしかないのだと思いました。