アナログ24時

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山河毅審判委員長さまさまの創志学園

 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の岡山大会決勝で、創志学園が4―1で玉野光南を下して初優勝。0―1の9回、試合終了と思われた打球が判定変更でファウルとなり、再開後に4点を奪って逆転しました。

 しかし、この判定が全国区のニュースになろうとは。。。

 高校生活の大事な思い出になる場面、試合をしている選手だけでなく、その関連した人々は多数に渡ります。この出来事をいったいどのようにとらえたのでしょうか!?

 玉野光南の1―0リードで迎えた創志学園9回の攻撃。1死一塁で難波の打球は投ゴロで1―6―3と渡り併殺、ゲームセットと見えた。

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話題のプレー

出典:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/26/gazo/G20160726013037580.html


 庄司球審は「フェア」とコールしました。ただ、打った難波は数メートルしか動かず、「当たった」と自打球でのファウルをアピール。左腿から右足へ、ボールの感触があったのです。整列しかけたように見えた審判団は本部席に戻り、山河毅審判委員長を交え、協議に入りました。

 7分間の中断後、責任審判の浮田一塁塁審が「協議の末、ファウルとして再開します」と判定訂正の場内放送を行いました。再びの1死一塁。一度は“最後の打者”となった難波は再開直後の直球を右前へ。打線はさらに3安打を集め、この回一挙4点で逆転し創志学園がまさかの勝利を得たのです。

 山河審判委員長は判定訂正に時間を要したことを「映像は確認していない。手際が悪かったことは認めます。両チームに対して失礼でした」と言っていました。

 一方で終わったと思った試合を手にした創志学園の最速154キロ右腕・高田は、まさに生き返った笑顔を浮かべました。「正直終わったなと思った」と敗退を覚悟したところからの逆転。「言い表せないくらいうれしかった」と9回はこの日最速148キロをマークするなど3人で締め今度は自分たちが歓喜の輪をつくった。

 

 まさに山河毅審判委員長の判断が全てを決定づけたわけですが、本番はこれから、創志学園の活躍に期待したいところです。

 しかし、感心させられたのは敗れた玉野光南の選手たち、泣き崩れた選手たちでしたが、その中で今村主将は判定に異を唱えることもなく、潔く話したいうことです。「審判さんの公平なジャッジで試合が再開となりました。気持ちを切り替えていこうとしましたが、全員が切り替えられていなかったのかもしれません。負けても堂々としていようと、みんなに言いました」全員が切り替えられていなかったのかもしれません。負けても堂々としていようと、みんなに言いました」

 ただ注目するだけではなく、素晴らしい高校生たちの人格にあっぱれです。