アナログ24時

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2016年7月12日長野オリスタの阪神戦予告先発はメッセンジャー

 2016年ペナントレースも中盤へと入ってきました。

ここ最近は6月に行われる交流戦がひとつのポイントといってもよいでしょう。

ここで勝ち越せるかどうかで、その後のペナンとレースの試合運びが決まってきているのです。

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7月12日長野オリスタで先発か!?

 

 超変革を掲げてスタートした金本阪神タイガース

5月までは投打でかみ合うことが多く、また超変革にふさわしく、これまで知られてこなかった若手が続々と台頭してきました。

当然そうするとファンの目は2軍にも向きます。2軍は掛布が監督をしているということもあり、試合によってはどこかの球団の1軍並みの観客動員数を記録しています。

さあ、今年はいつもと違うぞタイガース!そういう気持ちで毎日の試合を心待ちにしていましたが、交流戦で失速。。。

ついには最下位へと転落してしまいました。

 

 7月12日からは唯一といってよいでしょうか、長野での信州シリーズになります。今年の相手はヤクルトスワローズ

ヤクルトも苦戦しているため混戦の可能性はありますが、この試合を心待ちにしている地方のプロ野球ファンのモチベーションが気になるところです。

 

 予告先発がまもなく発表になるはずですが、通常のローテーションから行くと阪神メッセンジャーが濃厚なはずです。

今チームの唯一といえる勝ち星が上げられるピッチャーなのです。

今シーズンはここまで16試合に登板して7勝6敗、防御率2.97はチームで一番安定しているといってもよいでしょう。

しかも敗戦投手となっているもののほとんどの試合は自責点1~2点なのです。

メッセの責任というよりは打線の責任が大きいといえます。

 今年のタイガースのピッチャー陣をみていくと、先発ローテーションに藤浪、能見、メッセンジャー、岩崎、岩貞あたりが定着してきました。しかし藤浪、能見は最近うたれがち、岩崎はいまいち安定感にかけます。岩貞は序盤は非常にすばらしく、リーグの防御率のトップ争いに食い込んでいましたが、試合数が多くなると毎回パーフェクトにも行かず、手の内も読まれてきたのでしょうか、やはり最近は打ち込まれることが多くなりました。

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藤川は完全復活なるのか!?

出典:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/mlb/2012/11/17/mlb_80/

 

 期待したいのは、横山と青柳。横山は5月のGWで対中日戦に先発、無失点勝利を挙げています。また青柳も最近数少ない勝ち星に貢献しており、今後の安定的な投球を期待するばかりです。

 問題はリリーフ陣なのですが、クローザーとして期待されたマテオ、ドリスはいまいちぱっとしません。調子の良し悪しがはっきりしすぎています。最近はリリーフ失敗のケースも多く安心できない状況です。その中で、先発から転向してきたかつてのリリーフエース藤川の存在があります。やはり彼の存在は大きく、9回のマウンドで藤川コールが告げられると球場の雰囲気が変わるのです。かつての火の玉はすでになく、せいぜい140km/h後半のスピードボールでは簡単に打ち込まれてしまっているわけです。また、パ・リーグには大谷のような投打で活躍できる選手も出てきており、スピードも160km/hの時代に突入しているのです。ところが、6月下旬にきて藤川は150km/hを記録したのです。気持ちとしては完全なるクローザー復活への第一歩担っていればうれしい限りです。

 中継ぎでがんばっている安藤については安定はしているもののやはり年齢の関係であと何年投げられるかといったところで、これらの代わりになる選手育成が急務だと思われます。

 ただ、そんな中今後タイガースのリリーフを引っ張っていける人物の存在に私は目をつけているのです。その選手は石崎剛投手なのです。やはりGWの試合になりますが、中継ぎで投げている姿を生で見ることができました。そのスピードボールは150km/hを超え、かつての藤川の姿と被ったのです。その後、故障でいったん2郡に落ちたものの最近は再び中継ぎでの登板で結果を残しつつあります。

 

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育成から這い上がってきた原口捕手

 

 次に野手をみていくと、なんといっても一番の注目は原口でしょう。GWまではこの選手の存在すら知らなかったタイガースファンも多かったかもしれません。しかし突然ナゴヤドームでの登場、さらに初アーチをたたき出すなど、一気に時の人へと躍り出たのです。背番号は準備が間に合わなかったのか94と2軍の番号ですね。7月9日現在で打率.333、本塁打6本の成績は捕手としてはしばらくタイガースにいなかったパワーヒッターなのです。当初、タイガースの捕手は梅野あたりが台頭してくると予測していましたが、原口の出現で一気にひっくり返りました。

 打者では当初より目をつけられていた高山、7月9日現在で.257、2本塁打の成績は今のタイガースではなくてはならない存在ではないかと思います。このほか、北條、板山、江越といった若手が出てきたことでレギュラー争いが活発になったことは否めません。そうすると自然と中堅選手は焦りが出るのは当然でしょう。刺激されて急激に伸びてきた選手がいます。それは大和です。過去のイメージからすると守備は一流、打撃は二流といったイメージでした。しかし今年は安打を連発、ホームランまで放っています。31歳にしてようやく目覚めたといってもよいでしょう。

 問題はかつて選手会長まで務めた数少ない阪神の生え抜き選手である鳥谷です。今年のプレーを見る限り、打線のストッパーになってしまっているケースが多く、私が見ていても「あ~、またか」という場面が何度もありました。定番の西岡、福留、ゴメスあたりはもう一働きしてほしいものです。若手がこれだけ出てきているので、本来ならばベテラン勢がさらに引っ張らなければチームの活気は生まれないと思われます。

 

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超変革中のタイガースを引っ張る金本、掛布両監督

出典:http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/30/kanemoto-kakefu_n_8429814.html

 

 以上のような現行の阪神タイガースの戦力になっているわけですが、金本監督としてはまだ1年目。日々の報道ではいらだちさえも感じていますが、選手を育てるという観点から是非我慢して、よい選手を積極的に出すというスタンスで生え抜き選手を増やすことを期待しています。

 7月10日に行われる長野オリンピックスタジアムでのヤクルト戦、天気は晴れの予報です。最高気温は日中32度、最低で18度の予測で、蒸し暑い夜のナイターにふさわしい一日になるのではないかと思います。チケットはまだ各席に余裕があるようですが、天候次第で当日券がたくさん出ることでしょう。

 

 超変革中の阪神タイガース

 一人ひとりの選手を細かく見ていくと面白くなるのはこれからです。

 7月12日は一人でも多くの方々に長野オリンピックスタジアムへ足を運んでいただき、生でその姿をみていただければと思いました。

 

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