スキーバス転落事故、バス会社「イーエスピー」の社長はいつでてくるのか!?
長野県軽井沢町の国道18号でバスが道路脇の崖下に転落し、多くの死傷者が出た事故について、崖下に落ちたバスは、道路右側の崖の途中に運転席側から横倒しになっている姿がニュースで目に飛び込んできました。バスの白い車体はひしゃげ、フロントガラスは粉々に。凄惨な現場が事故の激しさを物語っていました。
スキー客を乗せて暗闇の峠を走っていたバスは、長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで15日、乗客・乗員41人を乗せた大型バスがガードレールを突き破り、14人が死亡、27人が重軽傷を負いました。
「車がひっくり返ったようです!」。午前2時4分、佐久広域連合消防本部(長野県佐久市)に男性の声で119番が入った。続いて女性の声で「バスが横転してけが人が多数いるが、暗くてよく見えません」。同消防本部の司令室には、切迫した声の背後から「助けて」と、絞り出すような複数の声が聞こえてきたとのことです。
バスの運行会社「イーエスピー」は格安ツアーを武器として車両十数台を保有していたようですが、1月13日付で乗務員の健康状態について指導を受けていたそうです。
そんなこと乗客は誰も知らなかったと思われます。
さらに、東京からスキー場のある長野県は通常なら高速道路を通行するような場所。
道路は国道と言えども碓氷峠があり、昔から多くの事故が起こっている場所です。
私も通ったことありますが、カーブが多くちょっとスピードを出していると非常に危ない道路です。
コスト重視のために、通行する道路まで制限してしかもあの道路を真っ暗な夜通るとなるとかなりの注意が必要なのです。
命とお金どちらが大事なのか、考えさせられました。
消防本部によると、通報の10分後、軽井沢消防署から当直の署員8人全員が事故現場に到着。「横転したという話で、事故規模は不明のまま駆けつけたが、これでは人手が足りない」。大勢の乗客が車体から投げ出され、バスの下敷きになっている人もいた。10人以上が動けない状態だった。ただちに無線で応援を要請した。署員らは車内に残っていた人たちを機材を使って車外に出し、けが人の治療に順位をつけるトリアージをして病院に搬送したということです。
ただ、この場所は交通状況によっては群馬から行った方が早かったのではないかという見方もあります。
現場は緩やかな左カーブ。道路右側のガードレールは約10メートルにわたってなぎ倒され、バスは横倒しに。車体は立ち木に食い込みぐにゃりと曲がり、フロントガラスが割れていた。漏れた油の臭いが漂い、バスのものとみられる部品が路面に散乱していた。
バスの引き揚げ作業を要請されたレッカー会社関係者の男性(42)は15日午前3時半ごろに現場に到着。乗客とみられる男女約10人が救助を待っていた。暗闇からはうめき声が聞こえ、乗客は皆、顔などから血を流していた。男性は寒さをしのぐ場所として自社の小型バスを提供。「私が見た乗客は若者ばかりだった」と話した。
転落現場には多くの報道陣が詰めかけたが、バスから数メートル離れた位置に規制線が張られ、車体の先頭側のみしか確認できないが、バスが横転している様子が見えた。
現場の国道は下り線が片側1車線、上り線2車線。バスは下り線を走り、緩い左カーブの下り坂が終わる直前のところで、そのまま直進して対向車線にはみ出し、道路右側のガードレールを突き破っています。
それにしてもこれだけの事故が起きていながらバス運行会社「イーエスピー」の社長が出てこなく、一部長がマスコミに対応しているだけの姿を見て、あ~この会社ダメなんだろうな、とふと感じてしまいました。