アナログ24時

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三浦友久教育委員会指導室長とんだ災難か

 名古屋市西区の市立中学校1年の男子生徒(12)が「いじめが多かった」と遺書を残して自殺した問題で、同校の全校生徒約500人を対象にした緊急アンケートの結果、のべ80人が生徒へのいじめを見聞きしたと回答した報道がありました。

 毎度のごとく登場するのが市教委の三浦友久・指導室長ですが、「見聞きした生徒がこれだけいることを重く受け止めている。いじめがあった前提で調査を進めたい」と話した。市教委は教職員への聞き取りをほぼ終えたが、いじめを把握していなかったということです。

 三浦氏はこういうことがあると常に矢面に立たされて対応しなければなりませんが、自殺事件で、教育委員会としてのありかたに注目されている一人でしょう。

 そのおかげで、世間からは何を言われるかわからない状況にあるかもしれません。

 

報道によると、アンケートは4日、男子生徒へのいじめについて、無記名で聞いています。集計の結果、「直接現場を見た」と回答した生徒が20人いた。見た場面(複数回答)は「部活動」が9人、「部活以外の学校生活」が10人、「それ以外」が1人だったということでした。

 複数回答で「本人から聞いたり相談を受けたりした」は3人。「本人以外の人から聞いた」は57人いた。のべ80人が見聞きしたいじめの内訳は「冷やかし、悪口、脅し文句など」が54人と最も多く、「嫌なこと、危険なことをさせられた」が32人、「仲間はずれ、集団による無視」が11人と続きました。

 また、並行して行っている生徒への聞き取りで、男子生徒が10月中旬、「もうだめかもしれない」と、所属する卓球部の1年生に漏らしていたことが分かったといいます。


  調査結果を受け、男子生徒の父親は「勇気を出して回答してくれた生徒に感謝したい。担任や友達に何でも相談できる態勢を作って欲しい」、母親は「何か見たことのある子が、先生や大人にすぐに報告できる学校にして欲しい」とのコメントを出しています。

 男子生徒は今月1日夕方、同区にある市営地下鉄鶴舞線庄内通駅で、電車に飛び込み自殺。自宅に残された遺書には「学校や部活でいじめが多かった。部活で『弱いな』と言われていた。もう耐えられない」などと書かれていたということです。

 学校などによると、男子生徒は入学以来、欠席はなかった。9月の定例の全校アンケートでは、学校生活の満足度は4段階で上から2番目を選び、理由は「卓球ができるから」と書いています。
 

 いずれにしても今の児童生活環境の実態と教育委員会の取り組みが一致できていないことは明らかだと思われます。

 もっと子供目線に立った対応のしかたを考えていく必要がありそうです。