田中義次さん刺殺の犯人は誰なのか・・・
タクシー業はお客さんを乗せて目的地へ運ぶ、日本の交通を担う大事な仕事です。
しかし、そこには常に危険がたくさん伴います。
日本の場合、お客さんとタクシー運転席に敷居がありませんが、海外へ行くとバリケードのようにしっかり区分けされていたりします。
それは今回のような事件が起こるとその安全性を考えるうえで必要な処置かもしれません。
出典:http://www1a.biglobe.ne.jp/kankou-taxi/price.html
5日午後10時10分ごろ、秋田県鹿角市花輪の「道の駅かづの」の駐車場で、同市内のタクシー運転手、田中義次さんが停車中のタクシーの近くに血だらけで倒れているのを通行人が見つけました。田中さんは死亡が確認され、県警鹿角署は殺人事件とみて捜査を始めたところです。
その後の調べで、車内の防犯カメラにマスクをつけた男が「金を出せ」と刃物を突きつけ、襲う様子が写っていることが分かりました。
田中さんは60代で、上半身に複数の傷があったということです。
犯行についてその時間がはっきりと報道されていませんが、「道の駅」といえば常に車が行き来するドライブインです。
トイレ休憩ができるだけでなく、場所によっては売店や食堂まで完備されていますが、今回の秋田県鹿角市の道の駅とはどういう場所だったのでしょうか。
早速グーグルマップで調べたところ、鹿角市は秋田県の山間中腹にあるかなり田舎のようです。
しかし、その自然を生かしていろんな施設を設置した非常に大きな道の駅問うことがわかりました。なんでも道の駅に指定されてから20周年ということで、今年はいろいろイベントが行われているようです。
ここでの人気メニューは「稲庭うどん」がランキングされており、手軽に食べられる食堂が便利なようです。
施設の利用時間は9:00~20:30までとなっています。
この時間帯、かなりの車が行き来することが予測され、犯行自体はこの時間以外でなされたのではないでしょうか。
交通は秋田から青森、盛岡へ抜ける中間点として要所のようです。
タクシーだけに移動中にお客さんとトラブルになった可能性も否めません。
しかし、事件の直前に、「道の駅に向かいたい」という配車依頼を受けて客を乗せていたことがわかっているようです。この客こそが事件の犯人と関わりが非常に近いと思われ、夜間に人けのない道の駅で運転手を襲おうとした疑いもあるとみて捜査しているそうです。
亡くなった田中義次さんについてタクシー会社の同僚の運転手のコメントが載っていました。「人に恨みを買うような人ではなく、品行方正で真面目な方でした。こういう事件はあってはいけない」ということです。
犯人は記録からこの近辺の人だろうと推測できますが、早く犯人逮捕に至ってほしい状況です。