アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

鈴木健児さん、路線バスで日本のおもてなしの心

久々に微笑ましい記事を読みました。

バスの車内で泣き始めた乳児をあやせず困った母親に、運転手が車内アナウンスで語りかけた言葉がネット上で話題になっているとのことです。

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 8月31日午後、15人ほどが乗った横浜市営の路線バスで母親の腕に抱かれた赤ちゃんがぐずり始めた。母親と友人の女性が2人であやしていたが、赤ちゃんは手足をばたつかせ泣き声は大きくなるばかり。友人は途中で下車し、母親は立ち上がりあの手この手であやすも泣きやむ気配はなかったそうです。

 10分ほど経った時、車内アナウンスが流れました。

 「お母さん、大丈夫ですよ。赤ちゃんですから気になさらないでください。きっと眠いか、おなかすいているか、おむつが気持ち悪いか、暑いかといったところでしょう か」

 かつてバスに乗ったことは何度もありますが、こんなアナウンスを聞いたのは初めてです。

 逆に満員バスで悪態をつくようなバス運転手、停留所を通り過ぎてしまう運転手には遭遇したことはありましたが。。。

 今回のバスのこんな語り口のその人こそ鈴木健児さん(46)です。乗車歴20年のベテラン運転手だそうです。

 やっぱりベテランだけあっていろいろな経験から安心してバスに乗れる、乗ってほしいという気持ちがこの数十秒間のアナウンスに込められていたのだと思います。

 「迷惑をかけないよう何とかしたい、というお母さんの焦りをひしひしと感じた。今後バスや電車を使うのをためらうんじゃないかと心配になって」

今この瞬間にも、このやりとりがネットに投稿されるとツイッターなどで拡散され、「感動。まさにプロ」「運転手さん素晴らしい」などの投稿が相次ぎ、私の知るところにもなりました。

 

 東京オリンピック開催に向けて今いろいろと問題が起きていますが、最後はこの日本的ともいえるおもてなしの心を全開にして、終わってみれば日本はやっぱり素晴らしかった、と言ってもらえるようにしたいところです。

 日常生活の中でもちょっとした親切、ここ配りは大変大事ですし、それを体験するとその日がとっても良い気持ちで過ごせることでしょう。

 自分も気持ちよく、同時に相手にも気持ち良い世の中になるよう、このような小さな親切が全国に広がっていくことを期待したいと思います。