アナログ24時

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山本皙監督の魂、山本違いの逮捕監督とここまで違うのか!?

激戦の大阪大会を勝ち抜いた山本皙監督の雑草魂が輝かしい。

選手と監督の強固な信頼関係は、家族以上のものがあります。第97回全国高等学校野球選手権・大阪大会を制し、春夏通じて初めて甲子園の切符をつかんだ大阪偕星学園。熱血指導で“雑草集団”をたたき上げた山本晳監督。歓喜の輪を目にするとその場で泣き崩れました。

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 2011年、監督に就任した当初はとても甲子園を目指せるチームではなかった。「『甲子園に行く』なんて言っても、誰も信じてくれなかった。言ってるのは自分だけ」。私学ながら野球部は荒れ、ポテンシャルの高い大阪桐蔭履正社といった強豪校に太刀打ちできる存在ではなかったのです。

 それでも勝てる喜びを、努力の大切さを生徒に教えるため、日付が変わるまで練習に付き合った。「子供たちに肉をね。お腹いっぱい食べさせてあげたかったから」と早朝4時に起床し、約10キロもの鳥の唐揚げを作り、生徒に弁当として持たせた経緯があります。

また、同校野球部はこれまで用具メーカーを通さず、ユニホームや道具を購入してきた。「ダイレクトメールで来る“廃盤”を使ってました。去年のデザインで在庫処理になるものを格安で売ってもらっていた」と山本監督。練習用のユニホームは上下500円、試合用でもストライプ柄にKのマークが入ったもので上下1万円。スパイクは980円という格安さ。就任当初、このデザインにしたのも「お金がかからないんですよ。倉敷高のときも同じデザインだったんですが、Kのマークはマジックで書いていたんです」と説明しています。

 そして、そこには山本監督のある理念があぅたのです。「スポーツってね、国籍、肌の色、お金持ち、貧乏とか関係ないんですよ。野球がうまい奴が勝つ。貧乏でもお金持ちに勝てるんです。野球をしてるときくらいは、子供たちにそういう夢を見させてあげたい」。さらに「前任の高校で突然、部員が来なくなった。何でかと聞いたら部費が払えないから。僕がその子の家に行くと、母子家庭でお母さんが真っ黒に手を汚したまま出てきた。ガソリンスタンドで働いてたそうです。なのにプッチンプリンを出してくれて…。もう涙が出ましたよ。それでお金はいらないから、野球をやろうと言ったんです」と貧乏時代を耐え抜いた過去を告白してくれました。

 

一方で詐欺容疑で逮捕された監督がいます。岡山県の私立倉敷高校の野球部監督、山本セキ容疑者(42)です。今年2月、野球部のバスを修理に出した際、自身が所有するバスを代車として父親の崔再鉉容疑者(同罪で逮捕)から借りたように装い、保険会社から約47万円を騙し取った疑いがあるとのことです。

 同じ山本でもこの違い。

 どうせなら快挙で名前を有名にしたいものです。