アナログ24時

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武藤貴也の核武装推進論を持つようになった経歴とは

武藤貴也議員の発言が炎上中。。。

 

2015年7月31日、安保法制に反対する学生団体SEALDsの国会前抗議について自身のTwitter上で「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と投稿し、議論を呼んだのです。

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武藤議員というのは安倍首相の憲法改正や自主防衛を主張している一人で以前からその動向が注目されていましたが、ついに炎上してしまいました。

その問題発言は以下の通り、月刊日本からの引用です。

「いざとなったら、アメリカは日本を守らないと思っています。たとえ小規模な局地戦争でも一度戦端が開かれれば、戦争はエスカレートしていく可能性があります。大規模な戦争になれば、最後は核の使用にまで発展してしまうかもしれません。だから核武装国家同士は、戦争できないのです。
 いま中国は、尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返しています。何のためにそんなことを繰り返しているのか。既成事実を積み重ねているのです。「尖閣に日本の施政権が及んでいない」という状況を作ろうとしているのです。
 日米安全保障条約第5条発動の要件は「施政の下にある領域における武力攻撃」と定められています。尖閣について、アメリカは「領有権については特定の立場をとらないが、日本は実効的な施政権を維持している」との立場をとってはいたわけですが、中国による領海侵犯の積み重ねによって、「尖閣に日本の実効的な施政権は及んでいない」とアメリカが解釈する恐れがあるということです。
 日本政府は「力による現状変更」は認めないと主張していますが、中国は力ではなく、少しずつゆっくりと蝕み、実質的に現状変更を進めているのです。度重なる警告にもかかわらず領海侵犯してきたら、わが国は実力でそれを排除すべきなのです。
── しかし、尖閣で紛争になれば、日米安保は発動されないかもしれない。しかも、核保有をしている中国と単独で戦争することは難しい。
武藤 だからこそ、日本は自力で国を守れるように自主核武装を急ぐべきなのです。日本の核武装反対論は、論理ではなく感情的なものです。かつて広島、長崎に原爆を落とされた国として核兵器を許さないという心情的レベルで反核運動が展開されてきたのです。しかし、中国の台頭、アメリカの衰退という国際情勢の変化に対応して、いまこそ日本の核武装について、政治家が冷静な議論を開始する必要があると思っています。
 核武装のコストについては様々な試算がありますが、私は安上がりな兵器だと考えています。何より、核の抑止力によって戦争を抑止することができます。核武装国家同士は戦争できないからです。」

 

客観的にみると武藤氏の発言は正しいところがあるかもしれません。

しかし、今の日本の世論から考えると単刀直入にこんな発言をしてしまっては元もこうもありません。

戦争を放棄することで生まれる平和、しかし侵略という行為が起こってしまった場合今の日本はなすすべがありません。

この事実をいかに世論に訴えて解決策を探していくか。

まずはこの論点を大切に話を進めていくべきだと考えます。

最終的に世論が今のままの自衛隊じゃだめだと思って初めて次の課題に向けて進められます。

実際のところ今の中国習主席の体制はかなり危険であると考えられます。

前主席のころからの側近を次々と排除し北朝鮮と同じような独裁体制を作ろうとしているからです。

武藤氏が外語大出ということで、おそらく海外情勢については相当研究されていた可能性があります。そういう経歴があるために今回のような発言をしてしまったことが考えられます。

国として常識が通じないところがあることを日本国民は知らなくてはなりません。

本当の中国の姿、本質を知ったとき武藤氏の問題発言のとらえ方が変わってくるかもしれませんね。