綾部祐二のこと嫌いにならないで

芸人として先に脚光を浴びた綾部だったはずが、又吉の芥川賞受賞で様子が一変しました。

「熟女好き」キャラで注目され、的確なツッコミを入れる能力はバラエティー番組で重宝されてきました。「初めて会ったとき、あいつ１８歳の青年だったんだぜ」。２１日に「パンサー」向井慧（２９）ら後輩１０人らが催した又吉のお祝い会にも、呼ばれてなかったり、言いしれない葛藤が、その言葉から垣間見えています。

　でも、綾部はそんな、小さい思いにがんじがらめになっていない。むしろ又吉の快挙を新しい笑いを変えようという、どん欲さにあふれているのです。

　長い下積み時代を過ごしてきた二人、この賞をきっかけに今後ますます盛り上がってほしいのが世間の期待するところです。

　又吉は会見後の取材で「綾部からは時計を買ってくれと言われた」と苦笑。以前、綾部に２万円を貸していたが、受賞後に「あの２万円、返さんでいいよね？」とメールが来たといい、又吉は「しっかり返してもらうつもりです」と笑った。

　この笑いの裏には何があるのか、二人の今後の動向について引き続き注目です。

　綾部祐二は芸人としてまだまだ頑張るでしょう。そんな彼を嫌いにならないようしっかり応援していきたいと思います。