アナログ24時

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芳野健、異色のパン職人「木輪」経営

ベーカリージャパンカップで注目の職人がいました。

食パン部門の予選には約50人が挑み、2月に千葉市であった決勝に4人が進んでいまいた。食パン部門の条件は「国産小麦を50%以上使用」などです。彼は九州産の小麦粉を主に使い、麦畑にいるような風味や香りを味わってほしいと願い「麦畑」と名付けた。審査員の反応は「香りが良い」と上々、栄冠に輝いたのです。

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売れ筋の食パンを手に芳野さん 出典:http://www.bakerypartner.com/

かつては半導体メーカーの営業マンという経歴で、北九州市八幡西区八枝のパン製造・販売「木輪(きりん)」の芳野健さん(35)がその人なのです!一度は拒んだパン作りの道を歩んで8年。今年、全国のパン職人が腕を競った「第2回ベーカリー・ジャパンカップ」の食パン部門の頂点に立ったのです。芳野さんは「父が創業した店を継ごうと思い、パン作りに自信を付けたかった。受賞を機にもっと成長したい」と話しています。

 

 木輪(きりん)は1988年創業以来、パン製造・小売販売業としてあくまで地域に根ざした、地域密着型店舗としてお客様とともに歩んできたというパン屋だそうです。「まごころを贈る」をテーマにパンづくりを通してより一層皆様とのコミュニケーションの輪を広げていきたいとホームページ冒頭でも消化されています。

 麦畑(1斤税込み324円)は木輪の売れ筋商品。農家の思いをもっと生地に込めようと6月、福岡県うきは市の小麦農家を訪ね、麦刈りも体験しました。芳野さんは「麦畑は通過点。魅力あるパン作りに励み、来て楽しいと思えるパン店にしたい」と話しています。

 定期的にパンの体験教室を開催したり、じゃんけん大会などの地域密着をまさに心がけた営業体制がお客さんの心をつかんでいます。

 このほか、バースデーケーキならず、バースデーブレッドも予約制ですが、作ってくださるとのこと。パンのおいしさを体験できるだけでなく、エンターテイメント性も合わせて楽しめます。

 是非一度訪れてみたいパン屋さんです。