アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

小日向文世、付き人時代を経て遅咲きの現在

今やお茶の間でこの人を見ない日はほとんどなくなりました。

小日向文世、専門学校卒業後は俳優を目指すことを決意し上京。中村雅俊の付き人を務め、1977年、23歳で串田和美が主宰する「オンシアター自由劇場」に入団しました。1996年の解散まで19年間在籍し、劇団の看板女優吉田日出子の相手役を務めたりしました。

 

しかし、彼の人生は40歳以降が本番といってもよいでしょう。

それまではそれらしく売れてもおらず、ずっと下積み時代が続きました。

そして39歳でようやく結婚、41歳で長男をもうけるのです。

そのころから、ドラマにもちょくちょく出始めましたが、5年間でわずか1本というあり有様。

転機は2001年の「HERO」に出演後、途切れることなく出演依頼が舞い込んでくるようになりました。

長い役者人生が評価された瞬間でした。

印象に残るのは2002年のビッグマネーでヤクザの役がとてもはまっていました。

f:id:moromi2015:20150719154911j:plain

若かりし頃の小日向さん、イケメンです!

 

そうとも知らず現実はとにかく謙虚な小日向さん。

奥様を大事にし、仕事にも真面目に打ち込む日々。

「僕って必ず好きだと思った人からふられるんですよ」

仕事以外のプライベートでも辛酸をなめ続けた苦労があるからこそ今の小日向さんがあるのだと思います。

 

 長男は大学で演劇部に所属しているといいます。「今、僕よりも舞台に立ってます」とうれしそうに話をしてくれました。「卒業したらどうするのか分からないけど、僕は僕のやり方しか言えないから、まずは舞台でたくさんの役をやって演技を学べと言っています」。写真の頃の若かりし自分と同世代の息子へ、実感のこもったアドバイス。親子共演が見られる日が来るかもしれません。