アナログ24時

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渡邊剛について - 古流柔術 渡邊剛

「もういいです」という暇さえなかった。

巌流島の武道バトルが行われましたが、古流柔術の渡邉剛選手(60)は試合前、「相手に、もういいです」と言わせたいと意欲をうかがわせていました。

ところが試合が始まってみると、1R、しゃがみこむように体勢を低くした中島へ渡邉がパンチを放つ。これを空振りさせた中島はパンチを繰り出し、左フックがクリーンヒットして渡邉が倒れたところでレフェリーストップとなったのです。

これには渡邉は「もういいです」と、いう暇もなかったわけです。

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大円和流・合気柔術師範の渡邉は、40歳からある高名な武術家に古流柔術を習い、修行を積んで合気の極意を身につけたという合気武術化。60歳にして実戦で戦うのは今回が初めてでした。この歳ですからさすがに伝説といわれていても勝つのは無理な話でしょう。亀仙人の見すぎでしょうか!?世間は期待していました。

 

対する中島は『巌流島・道場マッチ』に出場してTKO勝ちした、体重80kgの29歳で相撲がバックボーン。試合前、中島は「対戦相手は達人ということですが、全然信じていない。達人なんていないところを証明したい。思いっきり殴りにいきます」と宣言していました。
 試合後、渡邊は「負けましたが楽しかった。悔いなしです」と清々しい表情。そして、「私で全てを評価しないで欲しい。私はまだ未熟者。(武術界に)素晴らしい人はいます。私がもっと勉強しないといけないということです」とコメントしていました。

 そもそも古流柔術は攻撃的な武道ではないようです。合気道寄りの武術で、身を守るというほうが妥当でしょう。そんな武術を持ち出して試合をさせてもあまり意味がないかもしれませんね。

 巌流島の主催者が単に視聴率を取るだけの話題作りに使ったのかもしれません。

 ですから渡邊剛氏は胸を張って引き続き師範で頑張っていただきたいのです。