アナログ24時

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股下106cmの宮部藍梨、高校生ながら鮮烈デビュー

バレーボール女子・ワールドグランプリさいたま大会第1日(10日、さいたま市記念総合体育館)世界ランク4位の日本は、同5位のイタリアに2-3で敗れて2勝2敗となりました。

注目すべき点は試合に敗れたことではなく、未来を担う若手選手が存在感を現したことです。

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成長がとても楽しみな宮部選手 出典:http://www.kobe-np.co.jp/

 

16歳の宮部藍梨(大阪・金蘭会高)が日本代表デビューを果たし、総得点もチーム2位の18と活躍したのです。26点を挙げた19歳の古賀紗理那(NEC)とともに若い力が日本を引っ張りました。

 彼女が評価に値するのは自分たちのチームだけではなく、敵であるイタリアのボニッタ監督が「彼女は試合を変えたと思う」と、16歳の高校生を高く評価した点です。

 宮部藍梨は大阪金蘭会高校に通う16歳、父親はナイジェリア人というハーフも手伝って、その身体能力はけた外れのものを持っています。スタイルは身長182㎝、股下は106㎝というモデル顔負けのスタイルでコートに入ればそれだけでもひときわ目立つ存在です。

 試合のほうですが、第1セットを落とした日本は、「いつでも代えるつもりだった」という真鍋監督が、第2セットから宮部を送り出しました。「緊張したけど、先輩たちが声をかけてくれてやりやすかった」と宮部選手。5-10で強打を決めて記念の全日本初得点を挙げると、周囲も徐々に本来の多彩な攻撃を展開しました。22-23では宮部が相手エースの強打を1枚ブロックで鮮やかに止め、セット奪取につなげました。

 敗れたものの、スパイク17、ブロック1の計18得点と鮮烈な代表デビュー。それでも「まだまだ通用しない。できていないところを改善したい」と宮部選手は反省の色。真鍋監督は「これまでの日本選手とは違う(相手)ブロックのはじき方をした」と、高い評価を与えていました。

 16歳というまだまだ発展途上の宮部選手、オリンピックのころには日本の女子バレー界を引っ張っているかもしれません。