アナログ24時

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安藤忠雄の責任の重さを考えた

早くも新国立競技場の発案者の一人が脱落?それとも逃走?

新国立競技場建設の事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)が外部の有識者に建設計画を説明する7日の会議を、有識者の一員でデザインの審査委員長も務めた建築家の安藤忠雄氏が欠席する意向を固めたことが分かったのです。
安藤氏というと総工費の2520億円を払うことになった理由の超本人だけにそんな彼がいない中、経緯についてJSCが詳細な説明をしても意味があるのでしょうか。その責任は誰のもとへいくのでしょうか?現行計画は安藤氏が審査委員長を務めた審査委員会が最優秀に選んだ英国の建築家ザハ・ハディド氏のデザインが基になっているので、本人がいないならば本質的な話は何も進まないと思われます。

 

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 実は安藤氏がデザインした建築物について数々の建物が建築後解体されていることがわかりました。デザイン重視で実質の機能性については疑問視されていたのです。

 特に木造建築物に至っては熱や防湿対策がなされておらず、解体となる原因になったようです。

 専門の建築家にはそういったことについて事前相談はしていなかったのか!?

 そうであるならば、ただのエゴとして全く責任を無視したその場の金儲けじゅぎのデザイナーになりうる可能性があります。

そもそも社会が安藤作品を実現させるのは、それが芸術であるからにちがいありません。実のところ、世間は安藤氏がオリンピックの建築物に対する答えを出してくれるのではないかという期待を捨てきれずにいたのですが、今回の行動で少なからず裏切られたような気もします。

 もし、今後オリンピックに関わる気がないというのであれば、建築家としての肩書きを捨て、芸術家としてのみ活動していくべきでしょう。ただし無駄な税収を増やしただけの彼の行いは果たして世間から受け入れられるのか、今後の動向に注目せざるを得ません。