アナログ24時

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スピットファイアとは、名戦闘機が競売へ

スーパーマリン・スピットファイアをご存知でしょうか!?

第2次世界大戦で英国の主力戦闘機として活躍したスピットファイアは、1936年に原型機が初飛行しました。1940年にドーバー海峡の制空権を巡って英国とドイツが争った「バトル・オブ・ブリテン」の航空戦では、高い機動性でドイツ戦闘機を寄せ付けず、ドイツに英国侵攻作戦を断念させた実績をもつのです。2万機以上が生産され、英連邦諸国のほか米国にも貸与されたりもしました。

時期的には日本のゼロ式艦上戦闘機と被りますが、各国あの当時はこういった小型の戦闘機が流行っていて必ず一機種は代表的なものがありました。

そして、その人気は今も衰えることなく特にマニアの間では日々その動向を追っているのです。

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飛行中のスピットファイア 出典:http://www.jiji.com/

 

この時代を知らない世代はスピットファイアと聞くと車をイメージする人もいるかもしれません。

でもこのスピットファイアは名戦闘機だったのです。

そして驚きのニュースですが、英ロンドンで9日、このスーパーマリン・スピットファイア(Supermarine Spitfire)戦闘機がオークションに出品されるというのです。同機は現在も飛行可能なオリジナル2機のうちの1機ということでいったいいくらの値段がつくのでしょう。

 

スーパーマリン・スピットファイアの諸性能

乗員: パイロット 1名
全長: 9.12 m
全幅: 11.23 m
全高: 3.86 m
翼面積: 22.48 m²
翼形: NACA 2200
空虚重量: 2,309 kg
全備重量: 3,000 kg
最大離陸重量: 3,071 kg
翼面荷重: 119.91 kg/m3
動力: ロールス・ロイス マーリン 45 過給機付きV型12気筒 水冷エンジン × 1
出力: 1,470 HP / 高度 9,250 ft(1,100 kW / 高度 2,820 m)
最大速度: 605 km/h(高度4,000 m)
戦闘半径: 760 km
航続距離: 1,840 km
実用上昇限度: 11,300 m
上昇率: 13.5 m/s
出力荷重比: 360 W/kg

 

 以上の基本性能を見る限り日本の誇る零式艦上戦闘機と比べても全く劣っていないのです。最高速度だけでみると日本の零式五十二型で565㎞/hでしたから、それよりも50㎞/hも早く飛べるということです。

 いずれにしてもこの時代でまだ飛行可能な現物があるというのはとても興味深いことです。