「かとく」により摘発、ABCマートの違法労働、「かとく」って?
「かとく」その名前を聞いただけではなんなのかよく分からないのです。
だからこそ今日はその役割について語りたいと思います。
2014年11月に厚労省が「過重労働撲滅キャンペーン」で4561の事業所を調査したところ、過半数の2304事業所で違法な時間外労働が発覚しました。この結果を受け、いわゆるブラック企業への監督指導・捜査体制の強化策の一環として「かとく」が東京労働局と大阪労働局に新設されたのです。
そしてその「かとく」により、靴販売大手「ABCマート」(東京都・渋谷区)の従業員4人が、不適切な形で月100時間前後の時間外労働をさせたことを摘発、東京労働局は同社と役員・店長2人を労働基準法違反の疑いで、書類送検したのです。
ABCマートは2014年4月~5月の1カ月に、「Grand Stage池袋店」で、残業に関する協定書を労基署に出さないまま、従業員2人にそれぞれ97時間・112時間の残業をさせた疑いがあります。また、「原宿店」では、協定で定めた残業限度時間(月79時間)を超えて、2人にそれぞれ98時間・109時間の残業をさせた疑いがもたれているのです。
でも「かとく」って感じで書くとどうなるのでしょう?
「家督」とかくとその昔、主に武家において、断絶した家名を他氏の者が相続することを名跡を継ぐといい、実子または血縁者が相続する場合の家督継承と区別されていました。
違いますね、絶対これは。
「家徳」と書くとこれもなんか違います。
そこで考えたところ「かとく」とはおそらく何かの略語ではないか!?
そう思い、この単語から連想でき、こういう任務に一番ふさわしい名前を探し当てたのです。
現世の「かとく」もこんなに頼もしいのか!? 出典:http://plaza.rakuten.co.jp/
「かとくたい!」そうです「科特隊」、つまり「科学特別捜査隊」のことではないでしょうか!?
「科学特別捜査隊」とは、国際科学警察機構の下部組織であり、本部はパリにあります。
日本にある極東支部は防衛軍(もしくは自衛隊)の下部組織という位置づけです。
そのため地球防衛軍のような軍隊ではなく、あくまでも警察組織でということなのです。
一般の警察では手に負えない怪事件の捜査や、侵略者からの防衛が主要な任務であり、怪獣との戦闘は特別任務の扱いになるということです。
極東支部は東京郊外にあるという設定ですが、これはウルトラマンにでてくる「科学特別捜査隊」のことだったのです。
怪獣こそいないこの世の中ですが、労働を脅かす法破りの怪獣を摘発するためにうまれてきた「かとく」。
きっとそれは「科学特別捜査隊」のように活躍してほしいという願いから名づけられたに違いありません。
と、勝手な妄想に走ってしまった私。
でも、こんな世の中だからこそ、正義を守るチームがあったっていいじゃないですか。
明日はあなたの街にも「かとく」が現れるかもしれません。