アナログ24時

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『真実 神田司』そのブログは闇へ、死刑執行

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狭い独房の中で神田司は何を考えていたのか・・・

第3次安倍内閣で初めての死刑執行が行われました。

法務省は25日、平成19年に名古屋市内で起きた「闇サイト殺人事件」の神田司死刑囚(44)=名古屋拘置所=の死刑を執行したと発表。上川陽子法相は就任直後の記者会見で「今の法の仕組み、枠組みを前提として行動するのが第一義。澄んだ心でこの制度に厳正に向き合うつもり」と死刑制度を維持する意思を表明しています。

上川法相が昨年10月に就任して以来初めての執行となりました。谷垣禎一元法相時代には昨年8月に執行していますがそれ以来となります。

 

 事件の真相は、神田死刑囚は19年8月、携帯電話のサイトで犯罪仲間の募集に応じた2人の男と名古屋市内のレンタルビデオ店の駐車場で落ち合い、若い女性を拉致して強盗することを提案しました。2人も同意し同日夜、帰宅途中の女性会社員=当時31=を乗用車に押し込んで手錠をかけ、現金約6万円とキャッシュカードを奪った。

 そして女性の頭部をハンマーでメッタ打ちにして殺害し、遺体を岐阜県瑞穂市の山中に埋めたということです。

 驚くべき事実がこの犯行を行った3人は皆見知らぬ人だったということです。

 ネットで募集を募りこういう結果になったということですが、その容易な犯罪像が浮き彫りになりました。

 神田司死刑囚には『真実 神田司』というブログが一時話題となり、その真実性について議論されたりもしましたが、今回の死刑執行でその真実も闇に葬られたことになります。

 ブログ自体はすでに削除されており、内容についてしっかり確認することはできませんが、断片的には記録が残っており、犯罪心理を知るうえで貴重な資料になるかも知れません。

 そして、どう再発を防止するかの対策になるかもしれません。

 ブログの最後には、「この物語は、限りなく「真実」を伝えている「フィクション」」という書き方がされていたようですが、同時に何を伝えたかったのかやはり謎としか言いようがありません。

 世の中の犯罪が少しでも少なくなるのを祈るのみです。