アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

なでしこジャパンの給料はこれだけ・・・

今年の女子サッカーワールドカップも決勝トーナメントに入り、日々熱戦が繰り広げられています。

我がなでしこジャパンは昨日も順調に勝ち進み、再び優勝の期待に胸を躍らせています。

オランダに2―1で勝利し、喜ぶ阪口(右から3人目)ら日本イレブン(共同)

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活躍中のなでしこジャパン 出典:http://www.nikkansports.com/

ところで、そんな選手たちの現実についてニュースが入ってきました。

それは彼女たちの給料のことです。

海外でプレーする選手はさぞかし高額報酬をもらっていると思いきや、その現実はなかなか厳しいようです。そして、そういう選手たちに日本サッカー協会から支援金が支払われていることが分かりました。

なでしこジャパンの「欧州組」などに多いようですが、日本サッカー協会の「強化指定選手制度」が役に立っています。ドイツやイタリアなどの強豪クラブでも、女子選手の報酬はわずかでサッカーだけでは生活が難しいほどなのです。そしてその対策として、日本の選手が生活の不安なくサッカーに専念できるように、日本協会は10年1月に同制度を発足。欧州の強豪や米国のクラブに移籍する代表クラスの選手に、支度金や滞在費など半年で200万円程度を「支援」しているということです。

 実際に代表選手クラスの給料を調べてみましたが、トップ選手でも年間300-400万円程度ということで、日本のサラリーマンと変わりません。しかも海外でのプレーになると渡航費から始まり、住まいや生活やトレーニングに必要な経費も考えなければならず、この金額では満足な生活もできないようです。そこに日本サッカー協会からの補助金200万があるとそれだけでずいぶん生活面でも充実ができるのです。

 一部の選手はテレビに出演したり、企業とスポンサー契約を結んだりすると桁違いの報酬が支払われますが、そんなのはごく一部の話です。

 特に女子サッカーの場合、リーグのレベルが日本と比べて格段に高いわけではく報酬も少ないのが現状です。しかし、日常的に外国人選手と一緒にプレーすることは、国際試合を戦う上での最高の経験になります。この制度で、近年は海外のトップクラブに移籍する選手が増え、代表強化に直結した一石二鳥の役割を果たしています。今大会は離脱したが、欧州CL優勝のMF安藤も「指定選手」。MF宇津木やFW岩渕らも協会の支援を受けて欧州でプレーしているということです。

 日本はサッカーが強いためあまりそういうことを感じている人が少ないかもしれませんが、女子サッカー界はまだまだその地位が高くないという証拠でもあります。

 今後はそういう意味でマネジメント的にも日本以外の他国が積極的に上位に食い込んでくる必要があると思いました。