園子温の日本人らしからぬ名前の由来は・・・
園子温の壮絶な人生。
しかしその経験があるからこそ数々の素晴らしい作品を世に送り出してきたのです。
名前が特徴的なので覚えやすいですが、ちょっと日本人らしからぬ名前です。
園子温監督 出展:http://www.asahi.com/
経歴を調べたところ、1961年12月、愛知県豊川市生まれ、愛知県立豊橋東高等学校から法政大学文学部に進んでいるれっきとした日本人とのことです。
園という苗字が日本でどれくらい使われているのか調べたところ、少ないながらも各地に点在していることがわかりました。
都道府県 | 順位 | 人数 |
---|---|---|
岩手県 | 2,870位 | およそ30人 |
富山県 | 2,082位 | およそ70人 |
石川県 | 2,734位 | およそ50人 |
福井県 | 2,579位 | およそ30人 |
静岡県 | 2,796位 | およそ80人 |
愛知県 | 3,058位 | およそ100人 |
三重県 | 2,363位 | およそ70人 |
滋賀県 | 506位 | およそ500人 |
京都府 | 1,608位 | およそ200人 |
大阪府 | 3,415位 | およそ300人 |
鳥取県 | 1,932位 | およそ30人 |
福岡県 | 2,668位 | およそ200人 |
佐賀県 | 3,396位 | およそ10人 |
熊本県 | 1,944位 | およそ100人 |
大分県 | 583位 | およそ300人 |
意外とたくさんいることに驚きましたが、由来としては、
朝廷に仕える公家園家は中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)頼宗流がある。ほか園臣、石清水祠官(紀氏(紀朝臣出が多い。竹内宿禰を祖とする。源平藤橘につぐ大姓))等がある。一関藩、徳島藩にもみられる。
とあり、歴史的にかなり由緒あるで出会った可能性が示唆されます。
そういう家計の持ち主である園子温さんだからこそ、世に認められる作品を次々と打ち出していったのかもしれません。
大学時代、映画サークルに入って8ミリ映画を撮り始め、20代後半になってもずっとアルバイトしながら、自主映画を撮ってたという生活。アルバイトはソバ屋の出前以外は何でもやった。夜警、新聞配達、肉体労働と過酷な環境が彼を鍛えました。
食うには困らなかったけど、いいところに住みたい気持ちはもなく、中央線沿線の風呂・トイレなし、木造2階建ての古い、月1万5000~2万円のアパートに住んでいたそうです。
アメリカではホームレス同然の生活も経験し、他の同業者ではなかなか経験したことがない経験をしたようです。
その後努力が成功し、2008年の映画「愛のむきだし」が第59回ベルリン国際映画祭、11年の「冷たい熱帯魚」が第67回ベネチア国際映画祭でそれぞれ受賞と、国際的に高い評価を得ている園子温監督ですが、今後のますますの活躍を期待です。