スプツニ子の開発した発明品たち、「チンボーグ」から「光るドレス」まで最新作に注目！
世の中には面白いアーティストが存在するものです。
でも彼女の場合はアーティストというよりあえて「発明家」と呼べるのではないでしょうか！
外見からは想像がつきにくい頭脳の持ち主スプツニ子
スプツニ子は1985年生まれで東京とロンドン在住の女性アーティスト。
数学者の両親を持ち、イギリス人と日本人のハーフである彼女もロンドンの大学の数学、工学科の出身です。
2007年よりロンドンを中心に音楽やデバイス、映像制作などのアーティスト活動を行っています。
2009年ごろから数学的知能をいかんなく発揮した作品が数々登場してきますが、その先駆的作品が「チンボーグ」
「チンボーグ」は、「自身の感情によって動かす事のできる身体部位があると、人の心境はどう変わるのだろう？」というシンプルな好奇心と発想を満たす為に作った作品です。
２週間をかけ、実際に装着者の心拍数に基づいてモーターが上下に動くペニスが制作され、テストされました。
そして、彼女の代表作となったのが2010年に発表された「生理マシーン、タカシの場合」です。
実際に女性の生理を体感できるマシーンで、女性の平均月経量である８０mlを５日間かけてタンクから流血し、 装着者は下腹部についた電極がリアルで鈍い生理痛を体感できるのです。
人間の生理現象をちょっとした疑問から性別を超えて体感できるということで、他にはない素晴らしい作品として世の中に注目されました。
そのほか、カラスと会話が楽しめる「カラスボット」や女体盛り回転ずしのモデルとして開発された「寿司ボーグ」、月面に女性の靴跡をモチーフに「ムゥーンウォーク」など数々のユニークな作品が登場しています。
更に2015年となる今年に発表された最新作は「光ドレス」。
所さんの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」にスプツニ子本人が出演、番組で披露されましたが、この「光るドレス」には想像もできない物が使われていました！！
それは光るシルクを使用したものなのです。
更にフィルターを通すと色が変わり鮮やかな光景を目にすることができます。
数々の発明を手掛けてきた彼女ですが、実はユニークな作曲もしており、「グーグルのうた」や「スカイプのうた」など、現代人には欠かせないインターネットのシステムやアプリを芸術化させた作品を生み出しています。
スプツニ子、彼女の容姿の美しさからは想像が出来ないほど
「発明品」と言える数々の作品は大胆で自由で伸びやかで、それに魅了されるファンも多くニューヨーク近代美術館（MoMA）でも展示を行うほどになりました。
これからも、どんな作品を発表されていくのか
気になる存在だ。
