アナログ24時

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「元少年A手記」の印税はいくら?

世の中分からないものです。

犯罪を犯した本人が、神戸連続児童殺傷事件について手記を本にしてしまうという前代未聞というか、話題作りか、出版社もコラボしてのことですから大変な世の中になりました。

遺族の方はその傷もまだ癒えてない様子ですし、世間も賛否両論となっているようです。

数時間前には「GLAY」のHISASHIさんがインスタグラムにその写真を投稿したことが大きな問題となっています。

写真は既に削除されたそうですが、今後HISASHIさんを巡っていろんな論争となりそうです。

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その手記について、全294ページだといいます。

精神鑑定でも、医療少年院で受けたカウンセリングでも、ついに誰にも打ち明けることができず、二十年以上ものあいだ心の金庫に仕舞い込んできたとして事件前からの性衝動を明かし、犯行に至るまでの自身の精神状況を振り返っています。

 

そんな内容を見せつけられれば世の中のいろいろな人は黙っていません。

犯罪心理学者から警察関係者、ゴーストライターから興味本位に読んでみようという人など、嫌でもこの本を購入して読む人はたくさんいるでしょう。

そうしたとき気になるのが「印税」の金額。

本の印税について調べたところ、その額は販売額の5~10%程度だと言われています。

著名な作家になればなるほどそのパーセンテージは上がるようですが、今回のような元少年Aが書いた手記はほぼ素人同然。しかし、犯罪を犯した心境が語られていることでの付加価値は高くついているかもしれません。

 

仮に定価が1000円の本として印税7%と仮定して10万部売れたとします。

1000円×10万部×7%=7000000円。

つまり七百万円が印税で入るわけです。

ところが、今回のようなケースでは犯罪を犯しておいてそれを手記にすることで報酬を得る。なんだかおかしな状況です。

果たしてこの印税の行方はどうなるのか、当事者である被害者遺族に払われるのが妥当とみる人もいるでしょう。

 

元少年Aが印税を受け取るとしても本当にこの事件について反省しており、二度とこういうことが起きてほしくないと願うならば、そのお金はそういうために使われるべきであり、少年A自身が率先してそういう使い道を提言することを期待したいところです。