「いずも」は有名な猿まわしのおサルでした DAIGOと共演、志村どうぶつ園
志村どうぶつ園でおなじみのコーナー、「DAIGOと“いずも”成長の旅」も最終回まで残りわずか。
そんなニホンザルのいずももだいぶ成長してきました。
愛くるしいおサルの「いずも」
とにかくこのお猿さんかわいいですね。
どうやら、このコーナーを見て本当にサルをペットとして飼いたくなった人がたくさんいるようですが、現実はそんなに簡単ではないようです。
きちんとなついてしつけをすればお猿さんは立派になるのですが、ペット感覚だとそうはいかないのです。もともとサルは人間の次に頭の良い動物と言われてるだけのことはあり、知恵が働くのです。ですから、いたずらをしたり、ちょっと騙したり、他の人を傷つけてしまったり、なかなかペットとして飼うには難があります。
DAIGOと共演している「いずも」については実はバックにはしっかりとした調教師がついているのです。そのためマナーがしっかりしつけしてあり、トラブルを起こしません。
意外と知られていないのが「いずも」の調教団体。
サルと言えば数十年前にはソニーのウォークマンで一世を風靡した太郎次郎が有名ですが、まさに太郎こと村崎家が復活させた猿回しの「周防猿まわしの会」というところがおおもとの調教団体らしいです。
「周防猿まわしの会」とはかつて千年もの間日本の伝統文化として栄えた猿回しの伝統芸能を継承しようと昭和52年に復活させた団体なのです。創始者は村崎義正さん(故人)。
太郎次郎の太郎さんの実父です。その後、1980年代にソニーのウォークマンの宣伝で太郎次郎が有名になり、猿回しも全国に引っ張りだこになりました。
そして、熊本県の阿蘇や山梨県の河口湖で猿回しの常設劇場を開設し、以来、多くのお客さんを楽しませてくれています。
近年では「日光猿軍団」など、新たな猿回し団体が発足しましたが、おそらく営利主義として活動しすぎたのでしょう、調教師がほとんど中国人や韓国人になってしまい、東北大地震の際、彼らは皆本国へ帰っていきました。そのため、この猿軍団は解散に追い込まれて2013年に閉館しました。
ところが、おなじみ太郎次郎こと太郎さんがこの団体を継承するということが決まり、新生「日光さる軍団」として2015年4月より公演を再開しました。
すっかりDAIGOさんになつきましたね
結果、今ある猿まわしの基盤はすべて「周防猿まわしの会」にあるといっても過言ではないでしょう。
「いずも」もこれから先どこかで猿まわしとして活躍する日が来るかもしれません。
暖かく見守っていきたいと思います。