大塚家具続報 久美子社長が勝ったわけ
遂に大塚家具のお家騒動、家具もびっくりと言わんばかりに株主総会で盛り上がりを見せましたが、遂には久美子社長に軍配が上がりました。
その要因をニュースを見ながら分析していたのですが、思わず「あ~」と思ってしまいました。
今日の久美子社長の勝因というより勝久会長の失言としか言いようがないのです。
それはまるで大統領選
久美子社長の発言は今後の経営戦略上非常に具体的な話方で皆を納得させました。
一方で勝久会長の言い方ときたら「私でなければ業績は回復しない」というような全く意味不明な発言をしていたのです。
前評判では勝久会長リードの情報があり、勝負あったかに見えましたが、要は当日が重要だということです。
経営者たる者やはり大勢が集まる壇上でいかに会場を納得させるスピーチができるか。
いわば、大統領選のようなものなのです。
いかに良い演説をするかで票が動いてゆく。
これは、リーダーシップを見るうえで非常に重要なことでもあるんです。
今日はそういう結果が、久美子社長側に利があったと言えるでしょう。
さてはともかく、株主の多くはどうやらこんな親子喧嘩をするならその分経営の回復に注力すべきだ、と。
そりゃそうでしょ、株主は血縁でもないこの二人のために大金を投資しているんですから。今株価が下がっちゃたまりません。なんとかこの場を収めて、できるだけなみかぜたたないことを願うのみです。
今こうして記事を書いている間にもテレビではニトリのテレビコマーシャルが流れています。大塚家具が果たしてこんなパフォーマンスができるような企業になれるのか。大きな売り上げができる引っ越しや新生活シーズンもこの騒動で商機を失いました。
この先どうなっていくのか、引き続き注目したいと思います。