中華バイキング、ちゅうか(っていうか)こんなんないでしょ 中国食事情
今回の中国出張で受けたカルチャーショックは食にまで及んでいました。
中国には数年駐在経験があるのでそれなりに免疫ができていたと思っていましたが、久しぶりに来ると違うもんですね。
今回はバイキングでの出来事です。
と、ある田舎で、毎朝ホテルを8時出発と決めていたので、朝食は7時には取らねばと思い、事前に朝食開始時間を確認しました。朝食券には午前6時半~というのが消してあり、7時~10時という時間帯になっていました。7時に行けばちょうど良いということで、同僚とエレベーター前に7時ということにしました。
そして翌日、時間通り7時に集合し、2階にあるレストランへ。
入り口ではチケット回収のお姉さんが「おはようございます」と案内してくれました。
さて、それでは食事をとりに行こう。
お皿を持って料理が並んでいるお皿をのぞこうとふたを外してみたところ、料理がないではないですか!気を取り直して隣の料理は?やっぱり無い。
そうです。7時にはまだまだ準備が終わっていなかったのです。はっと周りを見渡してみると、料理系のものが何もできてないではないですか!
これは推測ですが、当初6時半~の朝食時間となっていましたが、おそらく6時半から準備を始めていたに違いありません。そして、クレームがクレームを呼び7時に変更になったのでしょう。
結局7時10分ぐらいに料理が並び、何とか朝食が取れました。
残念なことに、料理を入れる皿はステンレス製の保温タイプでしたが、そんな手間はかけてくれない、冷たい料理になっていました。
せめて電子レンジでも置いてあればな・・・。
仕事が無事終わり、今日は少々疲れたので、ホテルで夕食をとることにしました。
いざレストランへ。なんとなく予測はしていたのですが、またまたバイキング。
でも朝食の内容とは少し変わっていたので、ホッとしました。
どうやら、しゃぶしゃぶがあるようです。でも残念なことに支払ったバイキング料金で食べられるのは羊の肉だけ。牛肉を要求すると別料金と言われたので、仕方なく羊の肉の皿を取りました。
他の料理もということで、お皿に入れに行ったのですが、中華まんコーナーをみてびっくり。そこにある中華まんやピザは朝の残りではないですか!不自然にピザは枚数が無くなって見るからにチーズがカチカチ状態だったのですぐにわかりました。
「ありえんな」思わずため息をついてしまいました。
しゃぶしゃぶは同僚には口に合わなかった模様で、羊の肉一皿(小皿)を少し残してしまいました。
まあ、おなか一杯にはなったので帰ろうとしたとき思い出したのが、保証金チケットなるもの。これを近くの従業員に渡して10元キャッシュバックが受けられるのです。そこで、近くにいたお姉さんを呼びチケットを渡したところ、「お客様は50g以上食物を残されているのでこの保証金はキャッシュバックできません」
えーえー、聞いてないんですけど・・・。そうです、これまたチケットを買うときにそのへんの説明はなく、言われたのは「食事が終わったらキャッシュバックを受けてくださいね」のみ。
羊はもういいので、キャッシュバックをあきらめてその日は部屋でおとなしく休みました。
上海は違いますね
しかし、全ての中国がこうというわけではなく、さすがに上海の5スターホテルは違いました。朝一に行ってもしっかり料理が並んでいますし、温かい。種類は豊富で皆おいしかったです。
地方はまだまだですが、広い中国、よい経験になりました。