アナログ24時

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意外と知らない驚きの中国の幼稚園教育事情

ここ数日で卒園式がピークを迎えたのではないでしょうか。

我が家は1年間は完全に家族で上海に移住していたわけですが、そうすると子供は現地での教育を余技なくされます。

ちょうど幼稚園の時期だったためにとりあえず幼稚園へ入れることにしました。

上海ということもあり、日系の幼稚園がいろいろ進出しており、体験入学というものに居れたり、人気がある幼稚園は順番待ちをしなければならない、などちょっと都会の気分に浸りました。

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ところが、現地の日系幼稚園の学費はとんでもなく高い!

幼稚園により多少の差があるものの平均で学費は月10万円。

日本に住んでたらちょっと考えにくい価格です。ところがそれが当たり前になっており、現地に住む日本人は大体そういうところへ入園しているのです。それもそのはず、駐在員がほとんどですから、ほとんどは会社が払ってくれるのです。

と、我が家の場合は自営業でしたから、そういったところはシビアにならざるを得ません。

色々考えた結果、住んでいたマンションの近くにある現地のローカル幼稚園に入れることとしました。言葉での問題があるかもしれませんが、まあ子供はなじむのも早いということであまりに気もしませんでした。

そして手続きに行ったのですが、これがまた意外と値段がするのです。

日本円にして5万円!高っ。

背に腹は代えられず仕方なくそちらに入れました。

 

言葉の違いに戸惑う毎日でしたが、子供の幼稚園生活より究極の出来事は保護者会の時に起きたのです。保護者が集まる中で、園児の学園生活を担任の先生が話し出しました。

「クラスで数人落ちこぼれている人がいます。その子供にはきちんと家で復習していますか?親がしっかりしないと子供は落ちこぼれるのです。」

そうです。ここでは先生の責任は全くないのです。

出来が悪い子供がいたらすべて本人と親の責任。日本では考えられませんね。

 

そんなこんなで、親子のバス旅行という物がこの国でも実施されているのです。中国版キッザニアで子供が職業体験をできるテーマパークへ行きました。と、ここまでは日本でもよくある風景。バスを降りるとさあ子供たちは職業体験だ!

先生たちも引率して面倒を見るのだと思いきや・・・。

アイパッドを取り出して映画を乱したではないですか!

全く子供への関心は無し。映画にはまっているのです。

これが日本なら即刻そんな先生は窮地に立たされるでしょう。

でも中国は違ったのです。

要するに勉強ができればすべて良し。マナーが少々悪くたってそんなの問題ではないのです。

国が変わればいろんな事情が変わるのですね。

 

しかし、日本人の我々にとって唖然としてしまう毎日がある意味新鮮であっという間に過ぎていきました。

今日はこの辺で、またの機会にそのほかの話題についても書いていきたいと思います。