アナログ24時

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北陸新幹線「はくたか」乗車記 便利になった半面問題も・・・

3月14日のダイヤ改正に伴い、北陸新幹線が開通しました。

1998年に開通した長野新幹線の延長で、17年の歳月を経て金沢までつながったのです。

しばらく新幹線に乗ることはなかったですが、運よくこういう時に出張があり、出張の行きは「長野新幹線」帰りは「北陸新幹線」に乗車することができました。

現在北陸新幹線は東京‐上野‐大宮‐長野‐富山‐金沢の最速タイプ「かがやき」、同じく東京‐金沢間を走る停車駅が多い「はくたか」、東京‐長野間のほとんどの駅に停車する「あさま」、金沢‐富山間のシャトル便「つるぎ」の4タイプが走っています。

最速の「かがやき」は東京‐金沢間を2時間28分で結びます。

主要駅間どうしではこれまでには考えられないほどのスピードで結ばれることになりさぞかし便利になっただろう、と思っていました。

 

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今回乗車したのは東京発金沢行きの「はくたか

途中の上田で下車をする必要があり、東京から行ける直通の便ということで、こちらに乗車したのです。そしてその乗車で不便になった一面に遭遇しました。

車両はやはり最新型ということで、普通車でも非常に広々座れて快適でした。

ただ、従来の「あさま」型車両と違い、車両間にあるスキー用具や大きな荷物を入れておける収納スペースが見当たらず、スーツケースを持参していた今回は非常に不便を感じてしまいました。

車内販売はきれいなお姉さんが愛想よく対応してくださいました。しかし、これは日本では当たり前か、その前に乗っていた中国国際航空の客室乗務員があまりにも無愛想で無表情な冷酷な対応だったために余計にそんな温かみを感じてしまったのかもしれません。

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そんなこんなで、目的地「上田」に到着しました。

上田はかつての有名な武将、真田幸村の居城があった地で今でも六文銭が町中にあふれています。来年の大河ドラマは「真田丸」ということもあって来年はこの新幹線でたくさんの人々が訪れると思いました。

そしてふと、上田駅時刻表を眺めたときのことです。

ん?上田ってこんなに本数少なかったっけ?

ラッシュ時間帯以外はすべて1時間に1本しか新幹線がないではないですか!しかもほぼ各駅停車の「あさま」ばかりです。金沢行きの「はくたか」は1日わずか数本、これじゃせっかく金沢に行こうと思っても乗り換えが必要で利便性がちょっと薄れてしまいます。しかしよくよく見てみると本数はこれまでより2本程度削減の25往復、ラッシュ時間帯に列車が集中していてそれ以外の時間帯がより少なく見えたのです。

それにしても大半は東京‐長野間の「あさま」ばかりなので、もう少し金沢行きも増えれば便利になれるのになぁ。

 

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安中榛名」という駅は時間により2時間に1本しか停車する便が無くなる。駅の存在自体の意味があるのか疑問が出てくる。主要駅は栄えるが、どうしてもそれ以外の駅は便が減ってしまい不便になるという人も増えたという問題が明らかになりました。