アナログ24時

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路の駅って何の店?そこに見たまことのあきんど中国人

久々に上海にある我がお店に行ってみました。と、いっても経営権は既になく、商標持って看板だけ貸している状態ですが。

 

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上海にある日本人向けスーパー「路の駅」
 
「路の駅」
ん?どこかで聞いたことあるような?と思われる方がいるかもしれません。
それは道の駅でしょう。
路の駅も読み方は同じです。何となくですが面白くてなじみやすい名前だと思ってこの名前を申請したらあっさりOK。
そういうわけで路の駅は今日も営業中です。
何の店かって?上海在中の日本人向けに生鮮食品や日本の輸入食品を販売しているお店なのです。
近年の中国ブームで上海は今や世界一日本人が多い都市になりました。
その数、短期滞在者も含めると10万人とも言われています。
そういう人たちに安心して食べられる食材を、ということで立ち上げたのが「路の駅」です。
本当は自分で営業したいのですが、いろいろな事情でかなわず、かつての社員に任せたというわけです。
 
そんな、彼の車、日本の「ハイゼット」と変わらない配送用の車ですが、交差点を横断中に警察に見事に引っかかってしまいました。右折レーンからそのまま直進したとかで、日本ではまずありえない交通量が非常に多い大通りの交差点で張っていたのです。ちょっと間違えば大事故になるようなところでもこんなことやるんですね。
それで、彼は罰金200元と減点されてしまいました。私なら「あーあ、今日はついてないな。」と思い、その日は憂鬱に過ごしてしまいがちです。
ところが、彼は「罰金なんかちっちゃな事さ。それを上回る儲けを出して今年は新車を買ってやるぞ。だから大丈夫、大丈夫」と非常に前向きな発言を耳にしました。
あきんどとはこういう精神があるひとのことだな、と思い見習わなければならないと思いました。
 
そして、困っている友達がいるといとも簡単にお金を貸してあげるのです。
状況次第ではそのお金は戻ってこないかもしれないのに、あいつさすがに困ってて住むところもないしな。
日本人ではまずそう簡単にお金は貸せないでしょう。
そしてそこでも、「お金を貸してもそれ以上に稼いでみせるから大丈夫」と前向き発言です。
 
文化の違いはあれど、お金に対する考え方や友達を大事にしたり、その行為は日本人がもっと学ぶべき点です。
もちろんそういう人がすべてではありませんが、一度友達の関係になると本当に大切にしてくれるのです。
そして私もそんな中国人の友達がいてくれて、幸せを感じたひと時でした。