アナログ24時

気になったことを記事にしています。アナログスピードな人間ですが・・・

中国に住んでる中国人はいったいどれくらい給料もらってるの?

旅は何かと疲れます。

大して何もやっていないのに、やはり気が張っているのですかね!?

朝起きるとなんだか疲れています。

いや、食べ過ぎか!確かに料理は珍しいのでついつい食べてしまい太ってしまった感はあります。

それにしてもホテルバイキングがこの3級都市の田舎で50元(900円ぐらい)するんですから中国の物価も随分高くなったものです。

 

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そんな中国人の給料事情について聞いてみました。

ちょうど今日は会社の関係で中国の取引先と食事をした時に聞くことができました。

取引先の親戚は北京在住なのですが、彼は大学院卒業後、エンジニアとして北京市内の国有企業に就職しました。今年は5年目ですが、既に年収30万元(約580万円)という水準にあります。更には民間企業から声がかかっており、そちらへ行けばあと180万円程度年収が増えるというのです。中国の平均賃金は実は年収30万円程度なのです。ところが、北京や上海のような一級都市の物価水準はもう日本とさほど変わりません。マンション価格は日本より高いくらいです。そういうわけで賃金水準も必然的に高くなっているようです。

 

そして、このエンジニア、田舎の地元企業に就職し同じ仕事をしたとするとせいぜい6万元(115万円)の年収しかもらえないということです。日本ではまず考えられませんが、中国は地域によって全く物価水準が違うのです。

日本の場合、東京で就職しようが地方で就職しようが賃金格差はほとんどありません。中国はこういった賃金格差が最大で400倍というくらいですから、本当に恐ろしいことです。いわば隣町が外国のように考えてもよいかもしれません。

 

今私が泊まっているホテルは数日前上海で泊まったホテルとさほど変わりません。

1泊280元(約5400円)なのですが、上海で同水準のホテルに泊まろうとすると1000元(約19000円)かかります。信じられないかもしれませんが、これが今中国が抱えている現状なのです。

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上海に住む富裕層は15万人とか・・・

 

今年の旧正月は大挙して中国人観光客が日本へ押し寄せました。

そして「爆買い」と呼ばれるほどたくさんの買い物をしてくださいました。

その額1000億円以上!

この傾向は今後年々増えていくと思われます。

結局貧乏な人が相変わらずたくさんいる中国ですが、人口は日本の10倍。簡単に言うと金持ちも10倍ということになります。

そして、都市部に暮らす中級クラス以上の人はおそらく今の日本のサラリーマン以上に収入があると思われます。中国は1978年改革開放が進み、その頃生まれた人たちが子供を持つ親世代となりました。少なくとも2000年ごろまでは中国には購買力もなく、まだまだ外国製品が憧れにしか感じられない時期を過ごしてきた世代ですから、購買力がついてきた今、その購買意欲は半端ないということだと思います。

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富の下には何倍もの犠牲者が・・・

 

そういうわけで、今の中国をいまだに昔の中国のイメージで考えると大間違い、都市部に住む人たちは日本人以上にお金を持っていると考えたほうが良いでしょう。

出張する先々でのお出迎えはどこも高級車だらけ。

ただ一つ、懸念材料はバブルです。今の中国どうみてもバブル状態ということは否めませんので、これが崩壊してしまったら大変なことになると思います。ただ、バブルで得している人がいる反面、その分貧乏暮らしをしている人が山のようにいるわけで、犠牲者の上に富を築く人が出ることも承認。やっぱり人口が多い中国だからこそできる荒業なのかなと思ってしまいました。