アナログ24時

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眼鏡市場のCMをみながらメガネの原価ってどれくらいか考えた

目が悪い人は誰でも1本はメガネを持っていることと思います。

私もそんな目の悪い1人ですが、数年前に作ったメガネ数本を所持しています。

でも最近はコンタクトレンズを着けることが多くなり、メガネ使用率が減りました。

そんなわけで、眼鏡を買いかえる頻度もどんどん長くなってきているように感じますが、近所はメガネ屋さんだらけでした。

眼鏡市場メガネスーパーメガネストアー、メガネの21、メガネのパリミキJINS、弐万円堂、他にも地元のメガネ屋さんが2,3店舗あります。

こんなにメガネ屋さんばかりできてちゃんとやっていけるのかな、と思っていましたが、最近変化が現れてきました、近所のメガネ屋さんの3分の1が撤退していたのです。

やはり、さすがにこの競合の中生き残るのは厳しいのだろうと思います。

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そんなことで、メガネ業界について調べてみました。

まずは業界のトップについて

1.メガネトップ眼鏡市場

2.三城HD(メガネの三城・メガネのパリミキ

3.ジェイアイエヌJINS

と、いう勢力図ですが、実は1位のメガネトップは2013年を最後に非上場してしまったためになかなか正確なデータがつかめません。しかし、最近のテレビCM攻勢や起用している芸能人の状況から見る限り、競合他社よりは競争力を持っていると言えそうです。

メガネの産地って福井県鯖江市だって知ってました?

 

ふと、メガネの原価ってどれくらい?

JINSの例でいくと、レンズ「450円」、フレーム「450円」、それに輸送コストや間接費用を含めて1500円前後という記事を見つけました。実売価格は5000円くらいですから20-30%が販売原価ということになるようです。

そう考えるとその昔今のようなロープライスのメガネがない医療機器としての時代は小売価格が3万も4万もしていましたから多少の付加価値商品でも原価10%程度ということが分かります。

こういうからくりがあったので、暇そうに見えてもメガネ屋さんってなかなかつぶれなかったのです。

ところが、今のようにメガネ店が増えすぎて、且つ、値段も下がれば少なからず影響が出てくるところがあるわけです。

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ただ、私がスーパーマーケットやってた時は原価80%もざらで、しかも食べ物でしたから賞味期限間近品は赤字で売っていました。それに比べれば腐らない分リスクは少ないのかもしれません。ただ、しかし、世の中のメガネに対するニーズが以前ほど高くなくなっているという事実が大きなリスクになるのかもしれないですね。

商売って不思議なもので同じものでもいかに付加価値を付けて売ることができるかで値段って全然違ってきます。しかし、高く売ろうとすればするほど時間や手間(人件費)がかかるので、最終的に行き着くところは同じような気がしました。