「ISIS」が最近「IS」の呼び方になったわけ。やはりトヨタの「アイシス」が影響?
ほんの1か月前から「イスラム国」という名称がニュースで毎日報道されてから、その呼び方がだんだんと変化してきました。当初は「ISIS」という見出しでどこも報道されていたと思っていのですが、最近のニュースでは「IS」という呼び方に変わっていたのです。
聞いたときは何も考えませんでしたが、突然変わったには何か都合よくないことがあったのだろう、と考えたのです。
それでいろいろ調べていったところ、やはりありました!
わが国自慢のブランドメーカー「トヨタ」には「ISIS(アイシス)」という車があったのです。そういえば、この車ずいぶん前からあったと思い出しました。でもその時はだれも「ISIS」とは呼ばずに「アイシス」と呼んでいました。しかし、外国人がこの車を見たらどう思うでしょう?まさに「イスラム国」を連想してしまうかもしれません。
そもそも「アイシス」とはエジプトの女神的な意味合いで発売された車だそうです。
ところが一転、あの恐ろしい国のイメージがついてしまったら非常にマイナスとなります。この影響で売り上げが落ちたら訴えられるのでしょうか?
そんなこんなを考えていくとマスコミも「ISIS」はまずいよ、ということで「IS」にへんこうしたのかもしれません。
ためしにグーグルで「ISIS」を検索してみましたが、完全に「イスラム国」の内容ばかり。トヨタの「アイシスは」かろうじて1ページ目にありましたが、1位は「イスラム国」。やられたという感じでしょうか。
更に進んでいくと「アイシス(isis)オーガニック生活便」というオーガニック専門店をみつけました。こういったところには影響がないものでしょうか?名前ひとつでイメージが染み付いてしまうわけですから、非常に怖いと思いました。
でも、まだ日本はアルファベットが国語として使われているわけではないですからよかったかもしれません。英語圏の国では「ISIS」という文字にもっとたくさんの意味があるだろうからです。
それは企業名だったり、人の名前の一部かもしれません。そうすると一瞬ドキッとしてしまうでしょうし、ちょっと敬遠される可能背もあります。
NHKでは、『過激派組織IS=イスラミックステート』と呼び方を統一していくことでの発表をしましたが、おそらくその背景には上述したような原因があったに違いありません。