アナログ24時

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宮崎駿監督依存症だった「スタジオジブリ」はどこへ行く?作品を振り返る

数々の長編アニメ大作を手がけてきた「スタジオジブリ

今この制作現場に異変が起きているようです。

2013年に宮崎駿監督が長編アニメから引退して以来、スタジオ自体の方向性が見えなくなっているからです。

 

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ジブリはどこへ・・・

鈴木敏夫プロデューサーは「今の世の中を考えると、何を作るのか難しい」と常に世の中にメッセージを届けていた過去の作品から、この先どうすべきなのか悩んでいる様子です。

 

以下、スタジオジブリが手掛けてきた作品を並べてみました。

スタジオジブリ作品一覧

1984.3. 「風の谷のナウシカ」公開
1986.8. 「天空の城ラピュタ」公開
1988.4. 「となりのトトロ」「火垂るの墓」公開
1989.7. 「魔女の宅急便」公開
1991.7. 「おもひでぽろぽろ」公開
1992.7. 「紅の豚」公開
1993.5. 「海がきこえる」放映
1994.7. 「平成狸合戦ぽんぽこ」公開
1995.7. 「耳をすませば」「On Your Mark」公開
1997.7. 「もののけ姫」公開
1999.7. 「ホーホケキョとなりの山田くん」公開
2001.7. 「千と千尋の神隠し」公開
2001.10.「くじらとり」三鷹の森ジブリ美術館で上映開始
2002.1. 「コロの大さんぽ」三鷹の森ジブリ美術館で上映開始
2002.7. 「猫の恩返し」「ギブリーズepisode2」公開
2002.10.「メイとこねこバス」三鷹の森ジブリ美術館で上映開始
2004.11.「ハウルの動く城」公開
2006.7. 「王と鳥」(ポール・グリモー監督作品)公開
2006.7. 「ゲド戦記」公開
2007.12.「雪の女王」(レフ・アタマーノフ監督作品)公開 同時上映「鉛の兵隊」(レフ・ミリチン監督作品)
2008.7. 「崖の上のポニョ」公開
2010.7. 「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督)公開
2011.7. 「コクリコ坂から」(宮崎吾朗監督)公開
2013.7. 「風立ちぬ」(宮崎駿監督)公開
2013.11.「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)公開
2014.7. 「思い出のマーニー」(米林宏昌監督)公開

 

上記の歴史を追っていくと、1990年代から2010年ごろまでの間の作品はどれも誰もが知っている国民的アニメになり、ほぼ毎年のようにリリースされてきました。

観客動員数は何度も最高記録を塗り替え、世界にも名が知れるところとなりました。

ところが2013年に宮崎駿監督が長編映画からの引退を宣言するとその後の作品はそれまでとは違い、世間的に話題性がいまいちとなっているのです。

さらに昨年はディズニーの「アナと雪の女王」が大ヒットとなり、その他のアニメは全くと言っていいほどブラウン管の前にも姿を現さなかったのです。

年末を締めくくるNHK紅白歌合戦にも「アナ姫」関連の歌一色となり、スタジオジブリの姿は消えてしまったように感じました。

 

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ジブリにこんな作品はもう出てこないのだろうか!?

 

スタジオジブリがお届けする近日公開の新作長編アニメーション『花とアリス』(20日公開)は世の中にどう評価されるのか、楽しみに成り行きを見守りたいと思います。