イスラム国の気になる情報7選
イスラム国について知っておくと良いかもしれない情報7選をピックアップしてみました。
１
Q
イスラム国について、これまで全く知らなかったのですが、学校の課題で調べはじめ...
そこで質問なのですが、イスラム国を建国させたら、どのような弊害があるのですか？テロなどの危険をはらんでいる今に比べたらましになるような気がするのですが…
無知ですみません。
A
イスラム国(IS)は他の方のお答えからもわかりますようにテロリスト集団であって国ではありません。
ですから彼らの押し付けるルールは国としての機能である生産などを前提に成り立っているのではなく搾取が前提です。
ちょうど日本で言えば暴力団のような存在を想像するとよいかと思います。テロリスト集団はその暴力団をさらに大きく凶悪にしたものです。暴力団にも理屈はあります。同様にテロリストにも理屈があります。しかしそれを真に受けていたのではひどい目に合います。
こうしたことを頭に入っていると弊害が理解しやすいかと思い、先に説明しました。
まず弊害の第一は自分の考えることと違う人たちに対する不寛容です。
古いイスラム教の考えにもとに政治や生活全てを行うことを求めていて、他の宗教どころか、同じイスラム教の違う考えや部族ですら、殺す、奪う、犯す、追い出す、服従屈服させています。
もちろん、私たちが考える人権というものは存在しません。
女性は特にそうで、教育どころか物として売買の対象とされています。
第二の弊害はみんなの作った既存のルールを片っ端から破壊することを目指している点です。
たとえば自分の考えを押し通すために人を殺してはむやみにいけない、というルールや、人が苦しむようなことはわざとしてはいけない、というルールを太古のイスラム法(シャリア)を基にして否定しています。
テロリストを暴力団にたとえると、ISや他のテロ集団であるアルカイダは広域暴力団に当たります。アルカイダはそれぞれの支配地域にいるテロリスト同士がけんかしないようにしたゆるい結合の集団で、ちょうど支配地域(シマ)同士とりあわないようにしている暴力団と同じです。これに対してISはどこのシマであろうと戦争を仕掛け自分のシマにすることを目指しています。ですからISとアルカイダは抗争に状態にあります。末端アルカイダ組織の中にはISに寝返るものもいたりしたこともあります。
こうしたシマ争いをISは正当化するために欧米が作った既存の国境を破壊し、国を作ると言い出しました。どんどんとエスカレートし、民主主義を始め既存のルールそのものの破壊を目指す、となりました。
これはいずれも頭のだけの、ISの理解です。
大切なのは実態です。勉強するならまず実態のほうをまず勉強してください。
どの地域が支配域か、現在、どこで戦闘が行われているかコバニ戦、シンガー戦がキーです。
あと勉強しなければならないのは周りの勢力です。つまりイラク政府、スンニ派、特に元バース党の人たち、クルド人の２つの組織、アサド政権、自由シリア、トルコ、アメリカ、NATO、有志連合、サウジアラビアとレバノンについてそれぞれ調べてください。
Wikipediaと英語のインターネットを使えばすぐわかるはずです。
今は自動翻訳サイトがあるので辞書とともにフル活用すれば高校生でもある程度読めるはずです。
２
Q
A
両者は敵対関係にあります。
理由はISの活動のグローバリズムにあります。
アルカイダは基本的にテロリスト間の緩やかな協力関係で成り立つ悪の組織です。互いの縄張りには手を出さないのが原則です。
ところがISは元々のメンバーがレバノン出身ということもあって彼らの当時の活動域であるシリアだけなくてレバノンまで手を伸ばし、レバノンのアルカイダ系グループとかち合うことになり、最終的にアルカイダ親組織から破門となりました。
これによって逆にISはテロ活動領域に歯止めがなくなり、よりグローバルな地域でのテロ活動を行うとともに、考えそのものが規制の国境を否定する方向へと大きく舵を切りました。
こうしてアルカイダとは徹底的に対立することになりました。
一方で、アルカイダ系下部組織の中にはアルカイダを抜けるまたはアルカイダとの関係を明確にしないまま、ISと共闘関係を作ろうとする組織が現れています。
アルカイダとISを暴力団に置き換えると日本人には理解しやすいかと思います。
３
Q
イスラム国に捕まって、処刑された人々・・・ 首を切り落とされたらしいけれど...
A
処刑方法は喉を切り、首を落とす方法はいつもです。処刑シーン何度か見た事が有ります、日本の感覚ではノコギリなどで切るイメージ有りますが、実際はあのナイフだけで充分です。骨は硬いですが、首の骨の骨と骨の間の軟骨を狙います。思い出しただけで気持ち悪いですね。
４
Q
「イスラム国」が流している処刑動画はイスラム教の国々でも視聴できると思うので...
ああいう映像は普通に考えて逆効果にしかならないと思うのですが、イスラムの国々にはそれを見て歓喜するような人が少なからずいるということなのでしょうか？
私が知っている温厚なイスラム教徒の方々のイメージとはどうしても結びつかないのですが・・・・
A
双方神々の演芸会だと思っていますが。
西側のマスコミ関係者を拘束して身代金取引を持ちかけるのは、西側のキリスト教的にいえば「ダビデが大男のゴリアテと一対一で対決して勝つ」場面の弱者であるイスラムが強者であるアメリカを倒すという幻想に由来していると思われます。
世界的にみても国連の常任理事国の「拒否権」や大国しか持っていない核兵器、それなのに小国が核兵器を持とうとしただけで大騒ぎ、みたいないかれた大男、先進国という構図は、世界中の有識者が眉をひそめるいまわしい部分だからでしょうね。
５
Q
イスラム国についてです。 ニュースで見て気になり私なりに調べたのですが分から...
なのでしょうか？
(国家樹立、領土問題の記事をなんとなく目にしましたが良く分かりませんでした。)
・少し前に日本人の湯川さんが拘束される事件がありましたが、今の状況としてはどうなのでしょうか？
(日本人のスパイとされた所を見ると反日？といいますか日本には敵対心があるのでしょうか？)
・上記に関連して日本人にはイスラム国に賛同し協力してる人も居るのでしょうか？
・アメリが空爆するという趣旨のニュースについてですが、アメリカ人の人が殺された時は「悲しい事件だ」と嘆いていたのに、空爆しちゃうんだ・・・と思ったんですが、それについての皆様の意見もお聞きしたいです。
全くの無知でお恥ずかしいのですが、正しい情報を知りたいので宜しくお願い致します。
A
イスラム教の開祖ムハンマドの後継者争いに端を発し、考え方の違いによって、スンニ派とシーア派に別れ、その後、細かく分裂していくことになります。教典コーランの教えを遵守するスンニ派が８割を超え、その次に、血筋を重んじたシーア派となります。アラブ諸国では必ずどちらかの宗派が国のトップになるため、逆の宗派の不満は大きくなってしまいます。特にスンニ派は極右武闘集団のアルカイダを始め、イスラム原理主義を唱える人たちがいます。もちろん、日本も右から左まで考え方は様々ですが、それが宗教的な考え方になりますので、根本の話になってしまいます。
イラクのフセイン元大統領はスンニ派、今のマーリキー首相はシーア派です。つまり、現在はシーア派が重んじられていますので、スンニ派はおもしろくありません。不満はたまる一方です。しかも、この結果を招いたのがアメリカの軍事介入ですから、揉めるのは必然と言えるのではないでしょうか。
イスラム国はスンニ派ですので、聖典コーランの教義を重んじています。ややこしいのは、シリアの反政府軍はスンニ派であり（アサド政権側はシーア派）、欧米諸国は反政府軍を支持していますが、イラクにおいては政府軍であるシーア派を支持しているという支離滅裂な状況になってしまっています。仕方ないのは、今のイラク政府の基を作ったのはアメリカですからね。さらに状況を難しくさせてしまっているのは、シリア反政府軍に提供した武器がイラクの反政府軍に流れ、結果として、欧米諸国にとっては提供した武器と戦わなくてはならないなど、訳がわからない状況に発展してしまっていると言うことです。スンニ派の極右勢力は武力によって独立し、イスラム国と名乗りました。当初は、各地のスンニ派が助けてくれると思っていたようですが、多くのテロ組織など、各国の傭兵部隊も入り込み、現実的には住民の支持は得られていません。
主義主張がよくわからないのは仕方ありません。もはや多国籍軍となっており、元々、掲げていたイスラム原理主義からは逸脱しました。アルカイダも見放した状態です。日本と敵対しているというよりは、欧米諸国と、特にアメリカと敵対しているので、アメリカと友好関係にある国は敵国となります。湯川氏がどうなったかはわかりませんが、アルカイダなどのように一枚岩ではないので、それぞれがぞれぞれで勝手に動いているため、情報が整理されていません。日本人でイスラム国のことを理解している人は少ないでしょう。イスラム国を国というにはあまりにも多種多様な主義主張が入り交じっています。
アメリカの空爆は仕方ないといえば仕方ない。そもそも、自分たちの提供した武器が流用されている可能性があります。イラクの現政権は欧米諸国で作ったようなものであり、シーア派であるため、スンニ派とは考え方が大きく違う。イスラム国勢力からすれば、この政権を倒してスンニ派の指導者を立てたい。しかし、アメリカとしては、シリアは独裁政治だから、あなたたちの支持はする。矛盾はしているけれども、イラク政府は守りたい。ややこしいですね。
現イラク政府から助けてくれと言われれば、その要請は受けなければならない。結果、空爆して排除することになってしまいます。
6
Q
イスラム国に日本人も入っている可能性はあると思いますか？
日本はイスラム系の民族は欧米、中国、ロシアと比べて少ないですが数ヶ月前には２６歳の北海道の大学生が行こうとしてそれは未遂に終わりましたが。
理由として中東系移民２世以上、イスラム系少数民族が大半を占めるとはいえ欧米からはアメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、オーストリア、イギリス、フランス、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ、ベルギーとあらゆる所から来ており、欧米諸国では自国出身の同胞がイスラム国に行っていない国は無いと言う位にイスラム国参加国が目立ち、ロシア、中国、東南アジアからも大勢が来ているらしく、捕虜になったイスラム国の捕虜の証言では韓国人もいるという発言もみられましたが。
ちなみに欧米の場合１０代も参加者がいるらしいですが仮に日本でイスラム国の参加者がいた場合１０代の少年はいる可能性はあると思いますか？
アジアでイスラム教が他のアジア、欧米と比べて馴染みが無いのは日本、韓国、台湾位だと思いますが。
どちらにせよエボラ、イスラム国等世界では以前より恐ろしい世の中になった感じに思いました。
A
イスラム国はパンイスラミズムを思想基盤に置いているため、人種や国籍を問わないはずです。彼らの世界で人間を結び付けているのはイスラム教のみです。
ただし、イスラム国は自分たちが真正なるイスラム教徒であり、原理や考え方の異なるイスラム教徒を敵視し、抹殺しようとしていますから、イスラム国に受け入れてもらうためには、そういう偏狭なイスラム教徒にならなければなりません。
日本人であろうが、韓国人であろうが、イスラム国型イスラム教徒となってかれらの信じる真正ムスリムの姿を演じなければ、かれらは拒否し排除するでしょう。それはつまり、逆にそうするだけでイスラム国メンバーになれるということを意味しており、何国人だからなれるとかなれないとかの話にはならないのです。
あなたがお尋ねの可能性云々については、できないはずがない、という答えになります。ただし、現実にその例があるのかないのかは、報道によってしか知りようがないので、わたしにはわかりません。
イスラム教というのは、かれらが行なっているような他人の殺戮や奴隷扱いなど、非人道的なことを行なう野蛮なあり方をもっと文明化させるために出現してきたものですので、既存のイスラム系国家の中道的なムスリムは全員がイスラム国に抗議し、その行為行動に反対と非難の声をあげています。
しかし、人間が暴力に魅せられる側面は、どんなに文明化が進んでもいまだに消滅しきれないもののようです。文明化が進んで暴力が抑えこまれていけばいくほど、一部の人間は暴力礼賛のはけ口を求めるようになるのでしょう。それが世界中から数万人と言われている数の人間を集める磁力となり、イスラム国は戦争を継続することが可能になっているのではないでしょうか。
そういう暴力に憧れて中東の戦場に集まってくる『野蛮』な精神を持つひとびとは、イスラム国が誕生していなければそれぞれ自分の国で何らかの野蛮なことを行っているはずの連中です。だからイスラム国というテロ組織が世界制覇のために『野蛮な』連中を集めて戦争に動き出したということが恐ろしいのであって、野蛮な連中が増えたわけではなく、増えたように見えるということではないでしょうか。
7
Q
イスラム国の斬首動画ってまだ見れるサイトありますか？
A
海外の動画サイトで「liveleak」というところに普通に残ってますね。
英語で検索すれば出てきますよ。
まぁ・・ここでは紹介できないですけどね。。さすがに。
ヤフー知恵袋は子供も閲覧しているサイトなので、
あのような動画のＵＲＬを直接貼るのはマズイ。
どうしても見たい場合は、liveleakで直接検索してみてください。
